運転免許証の有効期限が「平成」から西暦表示に変更へ 顔写真の要件も変わる!
警察庁は8月2日、運転免許証の有効期限の記載を西暦に変更する方針を発表しました。6日から意見募集を行い、その後諸手続きを経て有効期限が西暦となった免許証が発行される見込みです。
運転免許証の有効期限が「平成」から西暦表示に
警察庁は8月2日、運転免許証について有効期限の記載を西暦とするようにする方針を発表しました。
8月6日から意見募集を行い、その後諸手続きを経て有効期限が西暦となった免許証が発行される見込みです。
発表された「道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令案」では改正の一つとして、運転免許証の有効期限に表示について見直すとしています。
現在は運転免許証の様式で「平成」という文字が不動文字として有効期限の表示に含まれていますが、これを削除します。2019年5月1日から新元号になることが決まっているため、その措置と考えることもできますが、発表された改正の概要では「西暦を表示することを可能にするため」と明記されていることから、新元号を記載する目的ではありません。
また、案の内容はもう一つあり、免許申請書等に添付する顔写真の要件の変更です。現在は「無帽」としているところを無帽のカッコ書きとして「(免許申請者が宗教上又は医療上の理由により顔の輪郭を識別することができる範囲内において頭部を布等で覆う者である場合を除く。)」と加えようとしています。改正されれば宗教上又は医療上の理由で帽子を被ったままの写真で申請しても、輪郭がわかれば認められることになりそうです。
この改正案は行政手続法にもとづいて8月6日から9月4日までパブリックコメントとして意見を募集します。公開された「道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令案」に対して、誰でも、電子インターネット、郵送、FAXで意見を提出することができます。
【了】