「すごい衝突事故…」 NEXCOが「落下物に激突する瞬間」を公開! コンパクトカーが大型荷物を跳ね飛ばし3車線を横断 「重大事故」寸前に… 「落とした人の責任です」 注意を呼びかけ

NEXCO中日本は公式SNSで、1本の動画とともに、落下物に関する注意喚起を行いました。

誰かが落とした「落下物」と激しい衝突

 NEXCO中日本は2025年12月22日、公式SNSを更新。1本の動画とともに、落下物に関する注意喚起を行いました。
 
 一体何があったのでしょうか。

 動画は6車線ある高速道路の本線を映した道路カメラの映像です。道路の線形などから東名高速と思われますが、詳細な区間は不明です。

 両方向ともに混雑しており、かなりのクルマが流れています。一般車が多く、大型車は少ないことから、休日の日中のようです。

 メインで映している3車線のうち、第一走行車線を黒いコンパクトカーが走行しています。しかし、その先の道路には何やらモノが落ちています。どうやらアルミ製の箱だったようです。

 ちょうど車線の真ん中に落ちており、周りのクルマと比較してもかなり大きなサイズであることがわかります。

 路肩にはNEXCOの道路パトロールカーが赤色灯を点滅させて走ってきており、パトロールカーの屋根にある表示板には「右走れ」を意味する「→」を表示しています。

 おそらくこの落下物に関しての通報が入っていたようで、その現場に駆けつけている最中でした。

 その間もコンパクトカーは進路変更せずにどんどん進んでいきます。前方をよく見ていなかったのでしょうか。それとも漫然と運転していたのでしょうか。

道路パトロールカーのイメージ(画像:HiroHiro555(PIXTA)/イメージです)
道路パトロールカーのイメージ(画像:HiroHiro555(PIXTA)/イメージです)

 ようやく落下物に気づいたのは直前でした。急ブレーキとともに、左にハンドルを切ってかわそうとしますが、遅かったようです。

 そのまま落下物と衝突し、部品が飛び散ります。画面越しに音が聞こえてきそうなほどの勢いで激突し、コンパクトカーはよろけています。

 しかし、一連の出来事はこの事故だけでは終わりませんでした。

 コンパクトカーと衝突した落下物は、混雑する第二走行車線と追い越し車線めがけてすっ飛んでいきます。とばっちりを食らったのは白いミニバンでした。急ブレーキをかけてとりあえず衝突は免れています。

 さらに追い越し車線に移動した落下物は、今度は二輪車の前で静止。映像だけではぶつかったかの判断はできませんが、こちらもブレーキをかけています。

 二輪車の後ろにいる白いスポーツカーは追い越し車線に出てきた落下物に早めに気づいたことで、多重事故を防ぐことができました。

 その後、衝突したコンパクトカーや二輪車がどうなったのかは不明です。

 NEXCOは動画の最後に、「落下物事故は重大な事故を引き起こす場合があります」と赤字で警告。

 貨物を積む車両のドライバーに対し、「落下物は落とした人の責任になります」としたうえで、「荷物が落下しないよう、シートをかけ、ロープで固定してください。長距離・長時間走行の場合は、SA・PAで再点検をお忘れなくお願いします」と警鐘を鳴らしています。

 また、衝突した場合は110番への連絡、落下物を発見した際には道路緊急ダイヤル「#9910」に連絡するように呼びかけています。

※ ※ ※

 落下物の通報があったときは、高速道路の本線上にある道路表示板やハイウェイラジオで情報が提供されます。

 もし落下物情報があった場合は、速度を落として注意して走行しましょう。

【画像】「ええぇぇ…」 これが「落下物との衝突事故」発生の瞬間です

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