新車230万円から! トヨタの実用性“特化”モデルに注目! 全長4.7mサイズに“荷台の穴”で優れた汎用性を実現! 小型ピックアップトラック「ハイラックスチャンプ」とは?

トヨタが2023年11月にタイで発売した実用型ピックアップトラック「ハイラックスチャンプ」が話題を集めています。どのような特徴を備えているのでしょうか。

廉価版でも実力は本物

トヨタが2023年11月にタイで発売した実用型ピックアップトラック「ハイラックスチャンプ」が話題を集めています。

新型「ハイラックス」が2025年11月10日に世界初公開される中、その廉価版となるハイラックスチャンプはどのような特徴を持つクルマなのでしょうか。

ハイラックスチャンプは、「IMVプロジェクト」の思想に基づいて開発された実用重視のピックアップトラックです。

2023年10月に開催された「ジャパンモビリティショー 2023」でコンセプトモデル「IMV0」として披露され、その翌月に市販モデルとしてタイで発売されました。

トヨタ「ハイラックスチャンプ」(バンコク国際モーターショー2025)
トヨタ「ハイラックスチャンプ」(バンコク国際モーターショー2025)

このモデルの基本構造には、堅牢さと耐久性に定評のあるラダーフレームシャシを採用。リアサスペンションも実用性と整備性を重視した伝統的なリーフスプリング方式を装備しています。長期使用を前提としたコスト重視の設計が特徴となっています。

ボディサイズは全長4705-5300mm×全幅1785mm×全高1735mmと、メインとなる「ハイラックス」よりもコンパクトに設計されています。特に新興国の狭い道路事情を考慮したサイズ感となっており、ロングとショートの2種類が用意されています。

デザイン面では、直線基調の無骨なスタイリングが特徴です。フロントフェイスは装飾が少ないブラック一色で、角形のヘッドライトのみというシンプルな構成。機能性を最優先した設計思想が表れています。

搭載されるエンジンは、2リッターおよび2.7リッターの直列4気筒ガソリンエンジンと、2.4リッターの直列4気筒ディーゼルターボエンジンの3種類から選択可能です。

トランスミッションは5速MTまたは6速ATが設定され、駆動方式はリア駆動となっています。

特筆すべき点として、荷台部分はボルト穴が設けられており、架装の脱着が簡単に行える構造となっています。さらに地域の架装業者と連携し、ピックアップトラックとしてだけでなく、移動販売車や人員輸送車、バンなど多様な用途に対応できるようになっています。

タイでの価格は45万9000~57万7000バーツ(約230万円~約288万円)に設定されており、現行のハイラックスと比較して20~30%ほど安価です。必要十分な機能と手頃な価格設定により、現地のライフスタイルに合致したモデルとなっています。

新型ハイラックスが多彩なパワートレインと刷新された内外装で進化する一方で、ハイラックスチャンプは最低限の装備による実用性を追求した正統派モデルと言えるでしょう。

自動車の電動化や先進装備の増加によって新車価格が高騰している現在、このようなシンプルで実用的なクルマへの需要は今後さらに高まる可能性があります。

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Writer: くるまのニュース編集部

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