トヨタ「“5人乗り”ヴォクシー」がスゴい! 大きいベッド搭載で「車中泊」可能&ミニキッチンもあるキャンピングカー仕様! アールエス「フェイバリット ボックス イース」に注目!

ジャパンモビリティショー関西2025において、アールエスはトヨタ「ヴォクシー」をベースとしたキャンピングカーを出展しました。一見すると通常のミニバンに見えるこのキャンピングカー、いったいどのようなモデルなのでしょうか。

トヨタ「“5人乗り”ヴォクシー」がスゴい!

 兵庫県姫路市に本社を置くアールエスは、2025年12月5日から12月7日にかけて開催された「ジャパンモビリティショー関西2025(大阪モーターショー2025)」において、トヨタ「ヴォクシー」をベースとしたキャンピングカー「フェイバリット ボックス イース」を出展しました。

 ミドルサイズミニバンの人気モデルであるヴォクシーですが、キャンピングカー仕様とはどのようなものなのでしょうか。

キャンピングカーの「ヴォクシー」!
キャンピングカーの「ヴォクシー」!

 今回出展されたモデルは、ヴォクシーの「S-G(8人乗り)」をベースとしています。

 室内をキャンピングカー仕様に改装したことで、乗車定員は5名に変更されていますが、エクステリアデザインに大きな変化は加えられていません。一方で、室内にはキャンピングカーに求められるさまざまな機能装備が追加されました。

 たとえば、標準装備となるベッドキットは最大2200mm×1340mmのフラットな空間を実現しており、大人2人が足を伸ばして就寝可能となっています。

 後部にはL字型のテーブルが備わり、右側面にはコンパクトながらも使いやすいミニキッチン(ギャレー)、左側面には大小の収納が設置されました。なお、テーブルはオプションでセンターテーブル式のものとすることも可能です。

 さらに、床下にはペットカートや冷蔵庫などを置くことができる大型の収納も用意されています。

 また、外部入力コンセント付きの1500Wのポータブルバッテリーも備わるため、エンジン停止時でも家電などが使用可能となっています。

 フェイバリット ボックス イースのベース車両は、ヴォクシーのほか、姉妹車の「ノア」の各グレードから選択することができ、今回出展された車両のようなベースが8人乗り仕様は5名に、7人乗り仕様は4名に乗車定員が変更されます。

 一方、いずれのグレードでも2列目シートを通常どおり使用することができ、ミニバンとしての使い勝手を損なうことはありません。

 架装料金は、家具とベッド、電装品が備わった「エンジョイプラン」が165万円、防音断熱施工などが追加された「快適プラン」が200万2000円となっており、施工期間は、「エンジョイプラン」が約2~3週間、「快適プラン」が約3~4週間です。

 また、車両持ち込みの架装にも対応しており、先代のノア/ヴォクシーへの架装も可能となっています。

 アールエスの担当者は、フェイバリット ボックス イースについて、次のように話します。

「ふだんはミニバンとして使用し、週末の旅行やお出かけの際にはキャンピングカーとして活躍してくれるような使い方を想定しています。

 とくに都市部にお住まいの方は、トヨタ『ハイエース』をベースとしたキャンピングカーだと駐車場制限があるなど、不便な部分も少なくありません。

 一方、大人気ミニバンであるノア/ヴォクシーをベースとしたフェイバリット ボックス イースは、あつかいやすいことはもちろん、乗用車であるため乗り心地もよく、快適装備や安全装備も充実しています。

 実際、ジャパンモビリティショー関西2025でフェイバリット ボックス イースをご覧になったお客様は、そうした点にご興味をお持ちのお客様が多い印象です」

※ ※ ※

 2025年度上半期(4月~9月)の新車販売台数ランキングを見ると、ヴォクシーは乗用車全体の8位、ノアは同9位にランクインしており、ライバルであるホンダ「ステップワゴン」や日産「セレナ」を上回る人気を見せています。

 使い勝手の良さと高いコストパフォーマンスがファミリー層を中心に高く評価されているノア/ヴォクシーですが、そうした特徴はキャンピングカーとしても重宝されることはまちがいなさそうです。

【画像】ええぇぇ! これが「“5人乗り”ヴォクシー」です!(30枚以上)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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