クルマの「正月飾り」なぜ減った? 過去に「古臭い」「処分に困る」声も… 最近若者が「あえて」注目する理由とは
かつては新年の風物詩だったクルマの「正月飾り」ですが、近年は街で見かけることが少なくなりました。なぜ装着する人が減ってしまったのでしょうか。その背景には時代の変化や「面倒」という声がある一方で、実は一部の若者を中心にSNS映えを狙った意外な形での「復権」の兆しも見えているようです。
お正月飾り…ライフスタイルの変化で再注目? 若者が付けたがる理由は?
若者のクルマ離れやライフスタイルの変化も、減少に拍車をかけています。
前出とは別の、しめ縄飾りを制作する業者によると、特に都内では若者の自動車保有率が下がっていることに加え、マンション暮らしなどで門松やしめ縄を飾る習慣自体が家庭内で引き継がれなくなっている現状があるといいます。
その一方で、現在でもバスやタクシーといった商用車では、変わらず正月飾りをつけて運行している姿が見られ、法人需要としては一定数残っているようです。
このように以前よりは見かけなくなりつつあるクルマの正月飾りですが、実はここに来て新たな動きが見え始めています。
前出の縄専門店の担当者は、近年の動向について次のように語ります。
「ここ10年で全体的には減っている印象ですが、最近では若い人を中心にSNSで映えることからあえて付けるという人もおり、ブーム的な波がある印象です」
かつては「古臭い」と言われたかつての風習が、一周回って「レトロで可愛い」「エモい」と捉え直されているようです。

実際、SNSでも「お正月くらいは飾りを付けたい」「縁起物だから格好いい・悪いの問題ではない」といった肯定的な意見も見られ、あえて旧車や愛車にしめ飾りを装着して写真を投稿する若者も現れています。
また、最近ではワイヤーで固定する本格的なものだけでなく、吸盤でガラスに取り付ける手軽なタイプや、100円ショップで購入できるミニサイズのものなど、現代のニーズに合わせた商品も展開されています。
これからのお正月飾りは、伝統行事というだけではなく、自身の愛車を彩る季節のイベントやファッションの一部として、形を変えて生き残っていくのかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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