実用車の域を超えろ! レイズ、1BOX車向けホイールをイベントで披露 アゲ系からサゲ系までズラリ
ホイールメーカーのRAYSがイベント「スタイルボックスミーティング 2025 ファイナル」に出展し、トヨタ「ハイエース」向けの新作ホイールなどを出品しました。特にユーザーから絶大な支持を得ていたのが、VOLK RACINGブランドの「TE37 SB」です。
1BOX車向けに最適化された「TE37 SB」
ホイールメーカーのRAYS(レイズ)は2025年12月21日、雑誌「カスタムCAR」(芸文社)編集部主催のイベント「スタイルボックスミーティング 2025 ファイナル」に出展し、トヨタ「ハイエース」向けの新作ホイールなどを出品しました。

会場はAICHI SKYEXPO(愛知県常滑市)の多目的広場です。広大な敷地には、全国各地からハイエースをはじめとする1BOX商用車のカスタムカーが集結。外装から足まわりまで個性豊かなスタイルが並びました。
RAYSはこうしたイベントの特性を踏まえて、商用車のカスタムカーと親和性の高いホイールを厳選して展示。特にハイエースユーザーから絶大な支持を得ていたのがVOLK RACINGブランドの「TE37 SB」でした。
VOLK RACINGといえば、レーシング直系の技術を注いだ鍛造スポーツホイールの最高峰ブランドです。TE37 SBはその代表格である「TE37」を1BOX車向けに最適化したもの。高剛性と軽量性を両立させ、見た目の迫力だけでなく走りの質感にも貢献する点が、多くのユーザーから評価されています。
また、オフロードテイストを色濃く打ち出すTEAM DAYTONAブランドのルーツ的存在であるFDXシリーズの最新作も、注目を集めていました。RAYSスタッフは次のように話します。
「ハイエースカスタムは、リフトアップによる“アゲ系”スタイルから、ローダウンを基調とした“サゲ系”スタイルまで幅広く、その方向性も多様化しています。FDXシリーズの新作は、そうした振り幅の大きなカスタムシーンに対応できるよう、デザインとサイズバリエーションの両面から選択肢をそろえました。日産『キャラバン』にも対応します」
具体的には、“アゲ系”を想定した「FDX-AG」は、メカニカルで武骨なFDXの設計思想はそのままに、ディテールを現代的に再構築しました。
一方“サゲ系”の「FDX-SG」は、装飾を最小限に抑え、スポークに連続性を持たせることで、より洗練された表情と大径感を演出しています。
会場を埋め尽くすカスタムカーの足元には、RAYSのホイールを装着した車両も数多く見られました。商用車カスタムが単なる実用車の延長ではなく、個性やライフスタイルを表現する手段として定着しつつある現在、ホイール選びはスタイル全体を決定づける重要な要素のひとつです。
RAYSは今後も、こうしたリアルなユーザーイベントへの出展を通じて、市場のニーズを取り込みながら新たな提案を続けていく考えとのことです。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。





























