新車211万円で「7人」乗れる! トヨタ新「最安“3列”ミニバン」に大注目! めちゃ実用的な「両側スライドドア」&「最新クルコン」標準搭載! 超ちょうどいい“賢者のクルマ”こと「シエンタX」とは!

5ナンバーサイズと広大な室内空間を両立し、ファミリー層などから支持を集める「シエンタ」。そのラインナップの中には、異彩を放つグレードが存在します。

新車211万円で「7人」乗れる! トヨタ「最安“3列”ミニバン」!

 トヨタ「シエンタ」は、扱いやすい5ナンバーサイズと広大な室内空間を両立したコンパクトミニバンとして、ファミリー層を中心に大きな支持を集めています。

 2003年の初代モデル登場以来、独自の地位を築いてきた同車ですが、2025年8月5日に実施された一部改良によって、その商品力はさらに盤石なものとなりました。

新車211万円で「7人」乗れる! トヨタ「最安“3列”ミニバン」!
新車211万円で「7人」乗れる! トヨタ「最安“3列”ミニバン」!

 この改良における最大のトピックは、これまで一部グレードのみの装備であった「電動パーキングブレーキ」および「ブレーキホールド機能」が、エントリーモデルを含む全車に標準装備された点にあります。

 特にブレーキホールド機能については、エンジンを切っても設定が保持されるメモリー機能付きとなり、すべてのシエンタユーザーが日常的な利便性向上の恩恵を受けられるようになりました。

 先進安全装備の拡充も著しく、全車標準となる予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」には、ドライバーの操作を先読みして制御する「プロアクティブドライビングアシスト」の機能向上が図られたほか、ドライバー異常時対応システムも搭載されました。

 このように全方位での進化を遂げた現行シエンタですが、ラインナップの中で異彩を放っているのが、最廉価グレードである「X」のガソリン・2WDモデルです。

 その車両価格は、7人乗りの3列シート仕様で211万7500円(消費税込)。さらに“5人乗り仕様”であれば、207万7900円というプライスタグが付けられています。

 昨今の新車価格の高騰を鑑みると、210万円台で新車の3列シートミニバンが手に入るという事実は驚異的で、実際に現在日本国内で販売されている乗用車の中で「最も安価な3列シート車」というポジションを確立しています。

 しかし、上位グレード「Z」や中間グレード「G」と比較した場合、このXグレードには価格相応のコストダウンと割り切りが存在することもまた事実。

 まず、ボディカラーの選択肢は「ブラック」「ホワイトパール」「ベージュ」「アーバンカーキ」の4色のみに限定されており、2トーンカラーを選択することはできません。

 灯火類に関しても、Zグレードで採用されるライン発光式のLEDテールランプなどは省略され、シンプルな意匠となります。

 インテリアにおいても、ドアアームレスト周辺はハードプラスチック仕上げとなり、ステアリングホイールもウレタン素材となるなど、質感面での差異は否めません。

 そして、日常の使い勝手に最も直結する機能面での大きな違いとして、パワースライドドアの仕様が挙げられます。Xグレードでは、助手席側のみが電動スライドドアとなり、運転席側のスライドドアは手動開閉式となります。

 また、昨今の新型車では標準化が進むディスプレイオーディオも非装着(オーディオレス仕様)となり、センタークラスターにはカバーが装着された状態で納車されるため、ナビゲーションやオーディオ機能が必要な場合は、別途購入して装着する必要があります。

 これら数々の装備差を見ると、「安かろう悪かろう?」という印象を抱くかもしれませんが、シエンタのXグレードの真価は、クルマとしての根幹部分が上位グレードと何ら変わらないという点にあります。

 前述した通り、改良によって電動パーキングブレーキや全車速追従機能付きのレーダークルーズコントロールを含む最新の「トヨタセーフティセンス」は、この最廉価グレードにも余すことなく標準装備されています。

 車両の挙動を安定させるVSCやABS、サイドエアバッグやカーテンシールドエアバッグといった衝突安全装備、さらには坂道発進を補助するヒルスタートアシストコントロールに至るまで、安全に関わる機能にはグレード格差が一切設けられていません。

 また、クルマの骨格となるTNGAプラットフォーム(GA-B)や、1.5リッターダイナミックフォースエンジンといったパワートレインも共通であるため、「走る・曲がる・止まる」という自動車としての基本性能や、ボディ剛性、乗り心地に関しては、300万円近い最上級グレードと遜色のない性能を享受することができるのです。

※ ※ ※

 内外装の加飾や快適装備を削ぎ落とし、移動の道具としての機能と安全性に特化することで実現した、211万円という価格設定。

「電動スライドドアは片側で十分」「オーディオは好みのものを後付けする」「見た目の豪華さよりも実用性を重視する」というユーザーにとって、シエンタのXグレードは、市場における選択肢の中で最も合理的かつ経済的な「最適解」となり得る、質実剛健な一台です。

【画像】超カッコイイ! これがトヨタ最安「新ミニバン」です!(42枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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