新車590万円! 世界初「“観音開き”スライドドア」搭載ミニバンが凄い! 全長4.6m“ちょうどいい”ボディに「めちゃ広~い」車内を実現! “まもなく日本上陸”のジーカーが開発した「革新的ミニバン」“MIX”中国モデルとは!

日本のEVベンチャー企業「フォロフライ」が、中国のプレミアムEVブランド「Zeekr(ジーカー)」の大型ミニバン「009」の国内導入を決定したことで、Zeekrのラインナップ全体への関心が高まっています。

世界初「“観音開き”スライドドア」搭載ミニバンが凄い!

 中国の自動車大手・吉利汽車(ジーリー)傘下のプレミアムEVブランド「Zeekr(ジーカー)」が、日本市場への参入を進めています。

 日本のEVベンチャー企業「フォロフライ」が同ブランドの大型ミニバン「009」の国内導入を決定したことで、Zeekrのラインナップ全体への関心が高まっています。

世界初「“観音開き”スライドドア」搭載ミニバンが凄い!
世界初「“観音開き”スライドドア」搭載ミニバンが凄い!

 その中で、新たな選択肢として注目されているのが、2024年に中国本国で発表された革新的なミニバン「MIX(ミックス)」です。

 MIXは、EV専用プラットフォーム「SEA-Mアーキテクチャ」を初めて採用したファミリー向けモデルであり、「移動する時間そのものを楽しむ」ことを設計思想に掲げて開発されました。

 ボディサイズは全長4668mm×全幅1995mm×全高1775mm。全長は比較的コンパクトに抑えられている一方、全幅は約2mに達するワイドなプロポーションを持ちます。

 特筆すべきは3008mmというロングホイールベースで、これにより室内使用率は93%という高い数値を実現しました。

 一方で、前輪の切れ角を50度以上確保する設計により、最小回転半径は4.95mに抑制されており、都市部での取り回し性能も確保されています。

 エクステリアは「カプセル形状」をモチーフとした滑らかなシルエットが特徴で、前後には一文字型のライトバーが配置されています。

 そして構造面での最大の特徴は、量産車として世界初となる「ダブルスライドドア」の採用です。

 助手席側のフロントドアとリアドアがそれぞれ前後方向へスライドして開く仕組みとなっており、Bピラーをドア内部に埋め込むことで、開口幅は1.48mに達します。

 床面地上高も390mmと低く設計されており、乗降性や荷物の積載性に配慮された構造となっています。

 室内は2列5人乗り仕様で、多彩なシートアレンジが可能です。前席は電動で270度の回転が可能となっており、後席と向かい合わせにする対面モードなど、用途に応じて9パターンのレイアウトを選択できます。

 車内中央には可動式のセンタートンネル「マジックコンソール」が配置され、テーブルや冷蔵庫を内蔵。

 インフォテインメントシステムには大型フローティングディスプレイやAR対応ヘッドアップディスプレイ、AI音声アシスタントが採用されています。

 また、ルーフ上部のライダー(LiDAR)を含む高度なセンサー群により、幅広いシーンでの運転支援機能を提供します。

 パワートレインは、最高出力415馬力・最大トルク440Nmを発揮する後輪駆動モーターを搭載。

 バッテリー容量は76kWh(リン酸鉄リチウムイオン)と102kWh(三元系リチウムイオン)の2種類が設定され、CLTCモードでの航続距離はそれぞれ550km、702kmです。

 800Vの高電圧システムと5.5Cの超急速充電に対応しており、専用充電器を使用した場合、バッテリー残量10%から80%まで約10分30秒で充電が完了します。

 中国市場における価格は27万9900元(現在のレートで約590万円)からとなっており、先行する「009」に続き、日本市場への導入が実現するかどうかが今後の注目点となります。

【画像】超カッコイイ! これが世界初「“観音開き”ミニバン」です!(30枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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