噂を検証!? オープンカーは走っている限り雨が当たらないって本当?

クルマ好きが、一度は乗ってみたいのがオープンカーです。夏の海辺を走るなど気持ちいいイメージがあります。では、実際のオープンカーはどのようなクルマなのでしょうか。オーナーさんに話を聞いてみました。

クルマ好きには憧れのオープンカー

 天気の良い日に海辺をさっそうと走るオープンカーに、誰しも一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。『屋根が開くクルマ』という意味で総称されるオープンカーという言葉ですが、実はさまざまな呼び方があります。

天気の良い日は屋根を開けたくなるオープンカー「マツダ・ロードスター(NB型)」

 例えば、オープン状態とクローズ状態を入れ替えられるという意味で『コンバーチブル』という呼び方や、馬車の時代の名残で『カブリオレ』という呼び方があります。そのほか、『スパイダー』、『バルケッタ』、『ロードスター』、『ドロップヘッドクーペ』など、その出自や構造の違いによって『オープンカー』にも呼び方の違いがあるのです。

 一度は乗ってみたいオープンカーですが、所有するとなると現実的にはさまざまな問題が生じることも多いです。オープンカーを購入する際にハードルとなるのが「乗車定員」と「価格」です。

 ごくごく限られたクルマを除き、現在販売されているオープンカーは基本的に2人乗り、もしくは2人乗りの後ろに補助的なシートが着いた“2+2”という4人乗りのどちらかです。

 大人4人が快適に乗るクルマというよりは、ドライバーとパートナーの2人でドライブするという意味合いの強いクルマですから、現実的にオープンカーを購入できる層は限られてきます。

 また、コンパクトカーやミニバンなどに比べて趣味性の高いクルマですから、購入する側としても予算重視でない場合が多く、必然的に車両価格は高くなる傾向があります。このような事情から、特に高級ブランドのオープンカーは、そのラインナップの中でも高額になる場合が多いのです。

 このように、誰しもが乗ることができないクルマだからこそ、オープンカーが憧れの対象となります。しかし、国産ブランドでは比較的安価なオープンモデルも登場しているので、決して手が届かないクルマという訳でもありません。

日本を代表するオープンカー マツダ「ロードスター/RF」の画像を見る(5枚)

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