新車63万円! 3人乗れる「最新トライク」日本初の快挙に“反響殺到”!「クルマとバイクの“良いとこ取り”!」「みんな乗れば道が空きそう」の声も! 100kmを“150円”で走れる「めちゃ経済的」な“返礼品”ビベルトライクとは!

神奈川県伊勢原市が用意したふるさと納税の返礼品に、電動3輪モビリティ「VIVEL TRIKE」がラインナップされています。一体どのようなモデルで、どんな評判が見られるのでしょうか。

3人乗れる「最新トライク」日本初の快挙に“反響殺到”!

 2025年も残すところあとわずかとなったこの時期。多くの人々が意識し始めるのが「ふるさと納税」の“駆け込み寄付”でしょう。

 自慢のブランド牛や旬のフルーツなど、各自治体が趣向を凝らした返礼品を用意して寄付を募っていますが、神奈川県伊勢原市が用意した返礼品のラインナップは、そんな常識を覆すユニークなものでした。

 なんと、同市に拠点を置く企業が開発した電動3輪モビリティ「VIVEL TRIKE(ビベルトライク)」が、返礼品リストに名を連ねているのです。

3人乗れる「最新トライク」日本初の快挙に“反響殺到”!
3人乗れる「最新トライク」日本初の快挙に“反響殺到”!

 2025年9月17日に発表されたこの決定は、ふるさと納税制度において「自動車(モビリティ)」そのものを返礼品とする日本初の試みとして、大きな衝撃を与えました。

 開発・販売を手掛けるのは、伊勢原市の「バブル」。地域に根差した中小企業が生み出したこの革新的な乗り物は、単なる変わり種の返礼品という枠を超え、日本の地域交通が抱える課題を解決する可能性を秘めた「実用的な足」として、全国から熱い視線が注がれています。

 では、このビベルトライクとは一体どのような乗り物なのでしょうか。

 一言で表現するなら、「屋根付きの電動トゥクトゥク」であり、バイクの機動性とクルマの快適性をいいとこ取りしたような存在です。

 最大の特徴は、軽自動車よりも遥かにコンパクトなそのボディサイズにあります。

 全長2250mm×全幅1020mm×全高1620-1650mmという寸法は、一般的な駐車スペースの半分以下で収まるほどの小ささですが、驚くべきことに最大3名までの乗車が可能となっています。

 運転席の後ろには、大人2人が座れるベンチシート(または荷物スペース)が確保されており、ちょっとした送迎や買い物には十分すぎるキャパシティを備えています。

 フロントガラスとルーフが標準装備されているため、雨風をしのぐことができ、バイクのようにヘルメットを被る必要もありません(※メーカーは安全のため着用を推奨)。

 ドアを持たない開放的な構造ながら、オプションのレインカバーを装着すれば悪天候にも対応できるなど、四季のある日本での使用もしっかりと考慮されています。

 パワートレインは完全な電動(EV)で、モデルによって1500Wまたは2000Wのモーターを選択でき、最高時速は50kmに達します。航続距離もバッテリー容量に応じて50kmから120kmと、近距離の日常移動には十分なスタミナを確保。

 そして何より特筆すべきは、その圧倒的な経済性です。家庭用コンセント(100V)で充電が可能で、電気代は100km走行あたりわずか150円程度。ガソリン価格の高騰が続く昨今において、このランニングコストの安さは破壊的とも言えます。

 また、車検の義務がなく、車庫証明も不要(地域による)であるため、維持費も原付バイク並みに抑えられるのが大きな魅力です。運転には普通自動車免許(AT限定可)が必要ですが、裏を返せば、クルマの免許さえあれば誰でもすぐに乗ることができるというハードルの低さも、普及を後押しする要因となっています。

 装備面でも、単なるレジャー用コミューターとは一線を画す充実ぶりを見せています。

 高剛性の車体構造と3輪ならではの安定性により、舗装路はもちろん多少の悪路でも不安なく走行が可能。ブレーキには4輪車と同等の制動力を発揮するディスク式を採用し、安全性も確保されています。

 さらに、純正オプションとしてルーフキャリアが用意されており、これを装着すれば長尺物や大きな荷物の運搬も可能になります。前後同時録画対応のドライブレコーダーや、スマホホルダーなども設定されており、現代のドライバーが求める利便機能にも抜かりはありません。

 車両本体価格(消費税込)は、63万円から84万円。これをふるさと納税の返礼品として受け取るために必要な寄付金額は、総務省の定める「返礼割合3割以下」のルールに基づけば約200万円以上となる計算で、実際にふるさと納税サイトを確認すると210万から280万円の寄付金額で掲載されています。

※ ※ ※

 この「高額かつ巨大な返礼品」に対し、SNSやネット掲示板などでは様々な反響が見られます。

「伊勢原市ナイスだね! 日本製のトライクは応援したい」「クルマとバイクの良いとこ取りで面白そう」「所ジョージさんが好きそうな遊び心がある」「みんなこれに乗れば道が空くね」といった称賛の声に加え、その実用性に注目する意見も目立ちます。

 また、「クルマがないと生活できない田舎で、高齢者が病院や買い物に行くのに最適ではないか」「年老いた親の送迎に使えそう」「坂の少ない観光地でレンタルバイクの代わりに導入してほしい」など、過疎地や高齢化が進む地域における「ラストワンマイル」の移動手段として期待する声が多く聞かれます。

 一方で、「210万円もふるさと納税できるくらい稼ぎたい…」「ピザ屋のバイクみたいで可愛いけど、駐車場はどうすれば良いのかな?」といった現実的なコメントや、「EVよりガソリンエンジンを搭載してくれた方が好きだな~」「もうちょっとパワーが欲しい。時速60kmまで出れば幹線道路も怖くない」といったクルマ好きならではの要望も見られました。

 狭い路地が多い都市部での機動力を活かした移動手段として、あるいは地方での高齢者の足として。伊勢原市が投じたこの「走る返礼品」は、単なる節税対策のアイテムにとどまらず、日本の新しい交通社会の在り方を提案する、意義深い一手となるかもしれません。

【画像】超カッコいい! これが新車63万円の「3人乗りトライク」です!(28枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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