パトカー以外も高速管理車両が「赤灯」で走行 サイレンなしの場合も その意味は

高速道路の管理用車両はふだん、黄色の回転灯を点灯させて走りますが、緊急時にはパトカーなどと同じ赤色を点灯させ、サイレンを鳴らして走ることがあります。一方、緊急時でない場合でもあえて赤色を点灯させることも。どのような意味があるのでしょうか。

黄色と赤色は切り替え可能

 高速道路の管理用車両は、おもに黄色の回転灯をつけて走ります。このことは道路交通法施行例において、「道路維持作業用自動車は、道路の維持、修繕等のための作業に従事するときは、車両の保安基準に関する規定により設けられる黄色の灯火をつけなければならない」と定められています。

首都高の管理用車両(中島洋平撮影)

 道路維持作業用自動車とはNEXCOや首都高速道路といった高速道路会社のパトロールカーなどのほか、路面清掃車や、道路標示を設置するための高所作業車なども該当します。

 一方で、緊急車両としても認可を受けた車両は、回転灯の色を黄色から赤色へ切り替えられるものもあります。

 首都高速道路によると、事故が発生した場合に、サイレンを鳴らして赤灯で走行することがあるとのこと。ほかに、故障車や落下物、異常気象といった交通障害が発生した場合にも同様にし、現場へ急行するといいます。

高速道路の管理用車両や維持作業車を写真で見る(8枚)

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