「ランクル」より大きい日産「“新”3列最高級SUV」日本導入決定で問合せ“殺到”に! 全長5.3m超えの巨体に「V6TT&4WD」搭載! ユーザーから寄せられた販売店への反響は?

日産は、ジャパンモビリティショー2025において、フラッグシップSUV「パトロール」の2027年度前半の日本導入を正式に発表しました。その後、ユーザーから寄せられた反響について、首都圏の日産ディーラーに問い合わせてみました。  

日本では20年ぶり! 日産の本格SUVが国内市場に復活

 2024年9月に、7代目となる日産「パトロール」がデビューしました。

 同モデルのボディサイズ(LE PLATINUM CITYグレード)は、全長5350mm×全幅2030mm×全高1945mmとかなり大柄であり、実質的なライバルといえるトヨタ「ランドクルーザー300」(全長4950-4985mm×全幅1980-1990mm×全高1925mm)と比較してもひと回り大きいほどのビッグサイズです。

 パワーユニットは、最大出力425馬力、最大トルク700Nmを発揮する3.5リッターV型6気筒ターボエンジンを搭載。

 従来のV8エンジンと比較して出力で7%、トルクは25%向上し、燃費も大幅に改善している点にも注目です。

日産「パトロール」正式導入へ
日産「パトロール」正式導入へ

 トランスミッションは9速ATで、走行シーンによって適切な車高に調整することを可能にした「アダプティブ エアサスペンションシステム」を装備しています。

 パトロールは、2024年11月からアラブ首長国連邦、サウジアラビア、および中東地域の日産のパートナーの販売店で販売が開始され、メーカー希望小売価格は6万5000米国ドルから(約1013万円)とアナウンスされていました。

 3代目、そして4代目、2007年に販売終了となった5代目までのパトロールは、日産「サファリ」の名で日本でも発売されていたこともあり、なじみ深い人もいるでしょう。

 日本での復活への期待が高まっていた7代目パトロールですが、10月30日から11月9日にかけて開催された「ジャパンモビリティショー2025」において、イヴァン・エスピノーサ社長より、2027年度前半に日本市場に投入することが正式に発表されました。

 とはいえ、日本市場向けのパトロールの仕様や価格などの詳細は発売時期に合わせて発表する予定とのことで、現時点では未定です。

 パトロールに関連するディーラーに寄せられている反響について、11月下旬に首都圏にある日産ディーラーに問い合わせてみました。 

「『もう予約できるのか』『いつから予約可能なのか』といったお問い合わせを何件かいただいております。

 現時点では価格はもちろん、日本仕様の詳細も発表されていない段階なので、ご予約は承れない状況なんです。

 また、『デザインが気に入ったから欲しい』というお声をいただきますね。

 個人的にもアメ車のSUVに通じるデザインかなという印象があります。

 ボディサイズや車格からいっても決して安いクルマではないと思われますが、我々販売店としても期待の1台です」。

 別の日産ディーラーにも問い合わせてみましたが、やはり注目度が高いようです。

「早い方は2024年9月に発表された(その時点では日本で発売されるかは未定)」段階でお問い合わせをいただいておりました。

 トヨタの『ランドクルーザー』や、メルセデス・ベンツの『Gクラス』、あとはレクサス『GX』、『LX』などにお乗りの方が『人とは違うモデルにいち早く乗りたい』とご興味を示されていらっしゃいます。

 たしかに、いずれもパトロールと競合するモデルばかりです。

 大柄なクルマですし、街中を走ったらかなり目立つと思います。

 ただ、あくまでも私の印象ですが、以前、サファリに乗っていらっしゃった方からのお問い合わせは現時点ではないように感じます」。

※ ※ ※

 日本でサファリが販売されていたのは2007年までですが、20年近い年月が経過し、ユーザー層もかなり入れ替わっているものと思われます。

 見方を変えれば、新たなユーザー層を獲得できるまたとないチャンス、といえるかもしれません。日本での販売が待ち遠しい1台です。

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Writer: 松村透

株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。

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