ブランド初の「新型GTスクーター」登場! スポーツバイク×オフロードテイストのいいとこ取り! アプリリア「SR GT 400」イタリアで発表
イタリアのバイクブランド「アプリリア」が新型スクーター「SR GT 400」を発表しました。
アプリリアらしさあふれるデザイン
イタリアのバイクブランド「アプリリア」が新型スクーター「SR GT 400」を発表しました。
このモデルは、アプリリアが初めて中排気量GTスクーター分野に投入する一台です。
オンロードとオフロードの両方に対応するクロスオーバーモデルとして、ブランドを象徴するデザインやモーターサイクルの専門技術がスクーターの世界観に融合されています。
市街地のアスファルトから未舗装路まで、様々な路面状況を走破できるよう設計されているのが特徴です。

SR GT 400のデザインは、アプリリアのデザインセンターによるもので、同社のスポーツバイクやオフロードライディングの世界観から着想を得ています。
フロントにはブランドのアイコンである3灯式フルLEDヘッドライトが採用され、サイドからの眺めは、オーバーハングを極力抑えた引き締まったラインがスポーティな印象を際立たせます。また、中央のトンネル部分に燃料タンクを配置することで、モーターサイクルのようなスタイルを構築しています。
車体には、新開発された高強度鋼管製のダブルクレードルフレームを採用。このフレームはモーターサイクルの設計思想を取り入れており、高い剛性と走行時の精度、そして安定性を確保しています。
サスペンションもモーターサイクルの技術から着想を得たもので、フロントにはストローク量120mmの41mm倒立式フォークが、リアにはプリロード調整機能を持つ独立リザーバー付きのダブルガスショックアブソーバーが装備されます。190mm以上という十分な最低地上高も確保されており、オフロードでの障害物も楽に乗り越えることが可能です。
パワートレインには、排気量400ccのEuro 5+に適合した水冷4ストローク4バルブ単気筒「400 hpe」エンジンが搭載されます。このエンジンは最高出力36馬力(26.4kW)を7500rpmで、最大トルク37.7Nmを5700rpmで発生させます。
車体の軽量化にも力が入れられており、走行可能な状態での重量は186kgに抑えられました。これにより、約7kg/kWというクラス最高レベルのパワーウェイトレシオを実現しています。
電子制御システムも充実しています。介入レベルを2段階で調整できるATC(アプリリア・トラクションコントロール)や、デュアルマッピングを備えたボッシュ製のデュアルチャンネルABSが搭載されています。オフロード走行時には、トラクションコントロールをオフにし、ABSをフロントホイールのみに効かせる設定も選べます。
各種情報は5インチのカラーTFTディスプレイで確認・管理ができます。快適性も追求されており、アクティブなライディングポジションと5段階調整式のウインドスクリーンが長距離ツーリングを支援します。さらに、キーレスシステム、フルフェイスヘルメットが収まるシート下収納、モバイル機器の充電に便利なUSB-Cソケットなどが標準で備わっています。
カラーバリエーションは合計3色が設定されており、「ラギッドブラック」のほかに、マット仕上げの「ボルダーグレー」と光沢仕上げの「ダスティグレー」から選択できます。
加えて、アフリカエコレースで優勝した「アプリリア・トゥアレグラリー」のカラーリングから着想を得た特別仕様車「ラリーレプリカ」も用意されます。このモデルは、マットブラックのボディに印象的なグラフィックが施され、Aprilia MIAコネクティビティシステムが標準で装備される点が特徴です。
オプションとして、積載量を増やすトップボックスやサイドプロテクター、ヒーター付きハンドルグリップなどの専用アクセサリーも準備されており、ヘルメットやジャケットなどのテクニカルウェアも展開されます。
なお、同モデルの日本への導入は現状、未定となっています。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。




































