日産「新型コンパクトSUV」まもなく発売!? 全長4.3m級の「ちょうどイイサイズ」×日本独自の「スゴいパワトレ」も搭載! 高級感アップにも期待大な「新型キックス」2026年度前半にも登場か
北米で先行販売されている日産の最新コンパクトSUV「キックス」2代目モデルが、とにかくカッコいいと話題です。ボクシーなフォルムに横基調グリルを組み合わせた新デザインは、日本の道路にもよく映えそう。国内導入はいったいいつになるのでしょうか。
立ち上げ当初は日産・追浜工場で生産することを公表済み
2025年4月、日産がおこなったイベント「NISSAN START AGAIN 2025」で、2026年度までに日本市場へ4つの新型車を発表予定だと発表し、4モデルが並ぶティザー画像も同時に紹介されていました。
新型エルグランドと新型リーフを中心に、背後にはコンパクトSUVと軽自動車とみられる2台のシルエットが映し出されているというものです。
そのうち軽は「ルークス」が同年8月に登場済みで、新型エルグランドも「ジャパンモビリティショー2025」で正式発表されたことから、残るはコンパクトSUVのみという段階に入っています。

2025年7月には、日産のエスピノーサCEOが、同社の追浜工場(神奈川県横須賀市)での車両生産終了に関連して、日本向け新型キックスの生産は、追浜工場で開始したのち、段階的に九州工場へと移管する旨を発表しています。
追浜工場における車両生産終了は2027年度末とのことですので、それを考慮すると2026年度前半には新型キックスが登場する可能性が高いと思われます。
また2025年12月に入り、国内で新型キックスのテスト走行車両の目撃情報がSNSなどで話題となっています。
しかも発売前にもかかわらず、目撃されたテスト車両の擬装(カモフラージュ)は軽微だったといい、正式発表が間近であることをうかがわせます。
日本仕向けのパワートレインは、従来モデルと同様に、e-POWERの一本化となる見込みですが、最新の第3世代ではなく、ノートなど現行モデルに搭載されている第2世代が採用されると思われます。
できることなら、よりリーズナブルな200万円台前半で手に入るガソリンモデルも用意してほしいところですが、日本仕向けのキックスに適した小排気量の純ガソリンエンジンは、日産の現在のラインナップに存在しません。
あえてあげるならば、商用バン「AD」の1.5リッターエンジンや、「NV200バネット」の1.6リッターエンジンがありますが、いずれも世代が古く、最新のキックスに搭載するには適していないと考えられます。
ほかにも海外市場向けの小排気量エンジンの選択肢がないわけではないため、日産の判断にも注目が集まります。
※ ※ ※
スタイリッシュで、日本市場で販売されているどのSUVも似ていない、独自の魅力を持つ新型キックス。日本への導入は間違いなく話題になることでしょう。
日産からの続報に期待しつつ、一日も早く日本市場に登場することを願いたいところです。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど

































































































