レクサス新「“4WD”ミニバン」が凄い! 最上級より「510万円オトク」だけど「豪華内装」&“大型ディスプレイ”採用の「3列6人乗り」仕様! 「一番低燃費」でめちゃ快適な「LM」最安モデルって?
レクサスのフラッグシップミニバン「LM」は、静粛性や快適装備の向上が施されました。本稿では、改良後のラインナップで最も手頃なversion Lの特徴を紹介します。
1番燃費がイイ&1番人数が乗れる最安仕様
近年、自動車市場では電動化や安全技術の高度化がさらに進み、各社がモデルの見直しを進めています。
こうした状況の中で、2025年夏に実施されたある高級ミニバンの改良は、移動空間そのものの質を見直すきっかけとなりました。

そのモデルとは、レクサスが展開するフラッグシップミニバン「LM」です。LMは2020年に初投入され、中国を中心としたアジア地域で展開されてきたモデルであり、基本構造はトヨタ「アルファード」と共通しながらも、レクサス独自のデザイン手法や素材の使い方によって、重厚かつ洗練された空間を実現しています。
2023年に登場した2代目では日本市場での販売も始まり、用途や目的に応じて選べる2種類のグレードが設定されています。
2025年7月に発表された一部改良では、まず静粛性の向上が図られました。リアホイールハウスやバックドアまわりに制振材や吸音材を追加し、走行中のノイズを効果的に抑制しています。
さらに、室内照明の照度上限が引き上げられ、乗る人の好みに応じてより細やかな光の調整ができるようになりました。
4人乗り仕様のEXECUTIVEでは、後席のスイッチ類がリアセンターコンソールへ移動され、スマートフォンや小物の置き場となるトレイも新設されています。
これにより、後席からの操作性が改善され、リラクゼーションを目的とした乗車環境づくりがより効率的になりました。
一方、販売価格が最も安価なグレードとなるのが6人乗りの「LM500h version L」です。全長5125mm×全幅1890mm×全高1955mmの大柄なボディは全車共通で、フロントにはモダンに仕上げられたスピンドルグリルを採用。
19インチ鍛造ホイールと抑揚のあるサイドラインが、精度の高い造形を際立たせています。
ボディカラーは全4色で、落ち着いた雰囲気の「ソニックチタニウム」などが選択可能です。
室内は3列6人乗りで、すべてのシートに本革があしらわれています。2列目には電動オットマン、シートヒーター、ベンチレーション、リラクゼーション機能が装備され、目的地までの移動をより快適に支えます。
3列目は跳ね上げて荷室を広げることができ、長尺物の積載にも対応します。さらに天井には電動開閉式の14インチディスプレイが備わり、音声認識機能とともに、2列目アームレストの操作パネルから必要な設定を行えます。
全車に電動サンシェードが装備されているほか、安全装備として「Lexus Safety System +」を標準搭載しています。
渋滞時の運転を支援する「アドバンストドライブ」や、自動駐車を可能とする「アドバンストパーク」を含む「レクサス チームメイト」も備わり、安全性と運転支援の両面で実用的な内容となっています。
パワートレインは全グレード共通で、最高出力275PS、最大トルク460Nmを発揮する2.4リッターターボエンジンに前後モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。
なおversion Lの燃費はWLTCモードで13.8km/Lと、LMのなかで最も低燃費な数値を記録しています。
6速AT「Direct Shift-6AT」とAWDシステム「DIRECT4」により、安定した加速と滑らかな走行フィールを生み出します。
価格(消費税込)はversion Lが1500万円、EXECUTIVEが2010万円となっています。version Lは最も手頃な設定ながら、室内空間の広さや本革シート、充実した安全装備など、フラッグシップミニバンとして必要な要素を過不足なく備えています。
用途に応じて3列シートの利便性を求めるユーザーにとって、選びやすいグレードといえるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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