18年目の大刷新! 三菱「新型デリカ」すでに“注文殺到”!? 約450万円の「高性能SUVミニバン」! 新デザインもイイ「D:5」が販売店でも話題に
登場から18年以上が経過している三菱「デリカ D:5」ですが、まもなくマイナーチェンジを遂げた“新型”が登場します。すでに予約注文が開始されているなか、販売店にはどのような反響が届いているのでしょうか。
唯一無二の「オールラウンドミニバン」
三菱「デリカ D:5」は、ミニバンの居住空間とSUVの悪路走破性を兼ね備えたオールラウンドミニバンです。
現行モデルは2007年に登場したもので、18年以上にわたってフルモデルチェンジがおこなわれていない国産車随一の「ご長寿モデル」となっています。
一方、マイナーチェンジや一部改良は複数回おこなわれており、直近では2019年にビッグマイナーチェンジが施されています。

デリカ D:5の最大の特徴は、「環状骨格(リブボーンフレーム)」という独自の構造と4WDシステムの組み合わせにより、積雪路や未舗装路などでも安定した走行を可能としていることにあります。
搭載されるパワートレインは、最高出力145PS/最大トルク380Nmを発揮する2.2リッターの直列4気筒ディーゼルターボエンジンで、トランスミッションには8速ATが組み合わされます。
ボディサイズは全長4800mm×全幅1795mm×全高1875mm、乗車定員は7名〜8名となっています。
そんなデリカ D:5は、2025年10月30日から同11月9日にかけて開催されたジャパンモビリティショー2025において、“新型”のプロトタイプが発表されています。
2019年以来のビッグマイナーチェンジとなる新型デリカ D:5では、フロントグリルおよびフロント/リアバンパーのデザインが変更されたほか、ホイールアーチモールの追加などによってさらに力強いエクステリアとなっています。
インテリアでは、8インチカラー液晶メーターの採用や、インストルメントパネルやシート生地の変更などにより、先進性やギア感、プレミアム感が向上しています。
また、三菱独自の4WDシステムである「S-AWC」が搭載され「NORMAL」「ECO」「GRAVEL」「SNOW」という4つのドライブモードが選択できるようになりました。
そのほか、先進運転支援システムの「e-Assist」も最新のものへとアップデートされています。
すでに問い合わせ殺到!?“新型”の人気グレードや納期は?
2025年10月30日より予約注文が開始されているという新型デリカ D:5ですが、販売店にはどのような反響が届いているのでしょうか。
首都圏の三菱販売店の担当者は次のように話します。
「新型デリカ:D5に対しては、すでに数多くのお問い合わせをいただいています。
今回はフルモデルチェンジではありませんが、エクステリアやインテリアのデザイン変更、『S-AWC』の追加など、お客様が変化を感じやすい部分に改良が加えられているのが特徴です。
新型デリカ D:5は『G』『Gパワーパッケージ』『P』の3グレード構成となり、450万〜500万円ほどの価格帯となっています。
ここまでの実績を見ると、装備と価格のバランスに優れた中間グレードである『Gパワーパッケージ』をご検討されるお客様が多いようです。
また、『S-AWC』が搭載されたことを評価するお客様も少なくありません。
デリカ D:5をご検討されるお客様のなかにはキャンプやスキー、スノーボードといったアウトドアのレジャーをご趣味とされている方も多く、4WD性能が非常に重視されます。
ただ、これまでのデリカ D:5の4WDシステムはやや古く、物足りなさを感じるお客様がいらっしゃったのも事実です。
一方、今回搭載された『S-AWC』は、『アウトランダーPHEV』や『エクリプスクロス』にも搭載されている最新のものであるため、そうしたお客様の懸念も解消されたものと考えられます。
なお、新型デリカ D:5は2025年12月18日に発表された後、2026年1月9日に正式発売となる見込みです。
現時点での納期は、すべてのグレードで2〜3か月程度となっています」
※ ※ ※
2025年度上半期(4月〜9月)、デリカ D:5は前年比151.4%となる1万3540台が販売されています。
これは三菱の乗用車としてはトップであり、登場から18年以上が経過するモデルとしては驚異的な数字です。
すでに唯一無二の立ち位置を得ているデリカ D:5にとって、今回のビッグマイナーチェンジはまさに「鬼に金棒」と言えるものかもしれません。
Writer: シープロダクション
自動車を中心とした記事制作を手がけている制作ユニット。わかりやすく読みやすい構成を意識し、新車情報やカーライフに役立つ知識まで幅広く発信している。クルマ好きはもちろん、ライトユーザーでも楽しめるコンテンツを心がけている。




























































