トヨタ「最新・最安ランドクルーザー」が凄い! ガバっと開く“観音開きドア”&「リッター10キロ超え」のパワトレ採用! 最上級より「330万円以上オトク」なナナマルに注目!
2025年10月に新型「ランドクルーザーFJ」が世界発表され、国内発売は2026年に予定されています。FJの登場でラインナップ拡大が期待される一方、2025年12月時点で最も手頃なランドクルーザーは「70シリーズ」です。最新モデルが続々登場する中でも、その存在感は揺るぎません。
シリーズ最安となる唯一「400万円台」で買えるランクル
電動化や自動運転技術が話題の中心となる自動車業界ですが、一方で “どんな環境でも確実に走れること” を重視するクルマへの注目も根強く続いています。
近年は悪路に強い本格SUVへの関心が再び上昇。各メーカーが新型SUVを続々と発売するなか、トヨタの「ランドクルーザー」シリーズも例外ではなく、SNS上では新たな受注状況や納期が連日話題となっています。

さらに2025年10月には新型「ランドクルーザーFJ」が世界発表され、国内発売は2026年と告知されました。
「FJクルーザー」の再来とも言えるデザインが注目を集めていますが、2025年12月時点で“最も安く購入できるランドクルーザー”70シリーズであることも押さえておきたいポイントです。
同車は歴史あるシリーズの再登場ということもあり、多くのユーザーが待ち望んでいたモデルですが、その特徴を改めて見ていくと、新旧の魅力を巧みに融合させた一台であることが分かります。
現在のランドクルーザーは「300」「250」「70」という3本柱で構成されています。いずれも高度な耐久性や走破性を備えるものの、価格帯は決して安いとはいえません。
その中で70シリーズが注目される理由は、他のモデルに比べて大幅に価格が抑えられている点にあります。シリーズ唯一の400万円台で購入できるモデルで、価格の観点からも大きな存在感を放っています。
70シリーズは1984年に初登場して以来、改良を繰り返しながら長年愛され続けてきたモデルです。
現在販売されている仕様は2023年に国内で再び正式販売が再開されたもので、約9年ぶりの復活となりました。
一度は2004年に販売終了したものの、根強い人気から2014年には限定販売され、その後も復活を望む声が絶えなかったことから、今回の再販に至っています。
外観は現行車とは思えないほどクラシックで無骨な印象を残しており、ランドクルーザー70の象徴ともいえるスクエアなボディラインが健在です。
丸型ヘッドライトや存在感のある16インチホイールは、初代モデルを彷彿とさせるデザインで、往年のファンからも高く評価されています。
ボディカラーは3色とシンプルで、ベージュ、スーパーホワイトII、アティチュードブラックマイカという定番揃いの構成です。
インテリアにおいても派手な演出はなく、実用性を第一に据えた作りとなっています。乗車定員は5名で、近年のSUVでは一般的になりつつある3列シート仕様は採用されていません。
荷室には観音開き式のバックドアが備わっており、左右でサイズが異なるため、片側だけを開けて荷物を積み込むといった使い方も可能です。
空調はマニュアル式で、後席には独立のヒーターコントロールが付いているなど、シンプルながらも快適性を保つ工夫が施されています。
安全面では、衝突被害軽減ブレーキを含む「トヨタセーフティセンス」が標準装備されています。
ただし、クルーズコントロールはあくまで定速制御のみで、先行車に合わせて速度を調整するACCは搭載されていません。
この点は最新の装備を求めるユーザーにとってはやや物足りない部分かもしれませんが、本来の用途を考えれば必要最低限の安全装備は確保されています。
オフロード性能に関しては、ランドクルーザー70ならではの本格装備が充実しています。電動デフロック、アクティブトラクションコントロール、ダウンヒルアシストコントロール、ヒルスタートアシストコントロールなど、悪路走行を強力にサポートする技術が多数搭載されています。
これらの装備は、舗装路が整っていない地域での利用や、険しい山道での走行を想定したものです。
パワートレインには2.8リッターディーゼルターボエンジンを採用し、204psの最高出力と500Nmの最大トルクを発揮します。
組み合わされる6速ATとパートタイム4WDの駆動方式によって、力強く確実な駆動を実現。燃費(WLTCモード)は10.1km/Lを記録します。
気になる価格(消費税込み)は480万円で、ランドクルーザー250は520万円(GX)から735万円(ZX)、ランドクルーザー300は525万2500円(GX)から813万6700円(GR SPORT、ディーゼル車)で展開されていることを踏まえると、70がシリーズで最も購入しやすい価格帯にあることが分かります。
上位モデルとは330万円以上の差があり、価格と性能のバランスを考えると非常に魅力的といえるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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