スズキの「“2人”寝られる“快適”軽バン」がスゴい! 全長3.4m級「ちいさな軽ワンボックス」が「車中泊モデル」に! 停止時に「クーラーも使える」スマイルファクトリーの軽キャンパー「オフタイム“ヴィレージュ”」に注目
スマイルファクトリーはスズキ「エブリイ」をベースにしたキャンピングカーである「オフタイム ヴィレージュ」を「福岡キャンピングカーショー2025」で展示しました。
オレンジボディ×ブラウン内装もオシャレな軽キャンパー
スマイルファクトリーは、2025年11月8日から9日にかけてマリンメッセ福岡(福岡市博多区)で行われたキャンピングカーイベント「福岡キャンピングカーショー2025」にブースを出展しました。
会場ではスズキ「エブリイ」をベースにした「オフタイム ヴィレージュ」を展示し、注目を集めています。

スマイルファクトリーは島根県益田市に本拠地を構えるカーショップ。新車や中古車販売に加え、スズキ「エブリイ」をベースにしたキャンピングカー製造なども行っています。
今回展示したオフタイム ヴィレージュもエブリイ(バン)のうち、最高出力64psを発揮する高性能なターボエンジンを搭載し、高速道路などでも余裕ある走りをみせる「JOINターボ」グレード(パートタイム4WD車)をベースとしています。
エブリイは軽規格に収まる全長3395mm×全幅1475mm×全高1895mmで、 ヴィレージュもこのボディサイズから変更はありません。
展示車の外観は、2025年7月に実施された一部改良で追加された新色「ツールオレンジ」のカラーリングのおかげもあって、よりポップで明るい雰囲気を放っています。
インテリアに目を向けると、ベース車の後部座席を収納した上にフラットなブラウン革調のベッドマットが搭載されていました。
後方にはベッド下の収納も備わるほか、ベッドの側面にはシンプルな手すりと棚も装着されています。
さらに室内の天井には、家庭に付いているような薄型形状の12Vクーラーも用意されています。会場でも実際に稼働しており、涼しい風が車内に流れていました。
なお乗車定員はベース車同様の4名で、就寝人数は2人です。
会場の担当者に話を聞くと、標準搭載しているリチウムイオン電池のサブバッテリーが200アンペアになっている点を注目して欲しいといいます。
ちなみに他のキャンピングカービルダーのなかには、これより大きなサイズのサブバッテリーを搭載する軽キャンピングカーもあるそうですが、軽自動車のエンジン出力を考えると、1時間の走行でバッテリーに貯蓄できる容量は大体30アンペア程度だそう。
そうなると、あまり大きいバッテリーを搭載しても充電が追いつきません。そのため大体10時間を切る時間で充電できるよう、そして12Vクーラーの稼働も考慮したうえで、今回のサブバッテリー容量を選択したそうです。
代わりに外部充電機能は50アンペアに対応しているため、かなりハイペースで充電可能です。
オフタイム ヴィレージュの車両本体価格(消費税込み)は353万9000円。展示車はオプションのパワースライドドアやディスプレイオーディオ、12Vクーラーなどを備え、414万100円の価格が提示されていました。
※ ※ ※
スタッフに来場者からの感想などを聞くと「天井に付けたクーラーは評判が良い」と言われました。
実際会場でクルマを見ていると、横にクーラーが付いているタイプに比べ、室内が広く見え、車内がすっきりしているように感じます。
Writer: 鈴木伊玖馬
愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。




























































































