ダイハツの「“立って歩ける”軽トラ!?」がスゴい! ハイゼットトラックが「カクカクデザイン」の超ひろびろ「車中泊」仕様に! まるで「ヤドカリ」みたいな軽トラキャンパー「ヤドキャリー」に注目
お台場キャンピングカーフェア 2025にて、ひときわ注目を集めていたのが、北海道を拠点に車中泊旅を楽しむまるななさんの愛車「ヤドキャリー号」です。どのようなクルマなのでしょうか。
北海道発の「斬新キャンピングカー」オーナーに訊いてみた!
2025年11月22日、23日の2日間にわたり、お台場特設会場(江東区青海)にて「お台場キャンピングカーフェア 2025」が開催されました。
会場には全国から多彩なキャンピングカーが集結しましたが、ひときわ注目を集めていたのが、北海道を拠点に車中泊旅を楽しむまるななさんの愛車「ヤドキャリー号」でした。どのような特徴があるのでしょうか。

まるななさんは以前、バンショップミカミが手がける軽キャンパー「テントむし」で各地を旅してきました。
テントむしは、ダイハツ「ハイゼットトラック」をベースにしたFRPシェル搭載車で、ポップアップルーフやコンパクトながら快適な居住空間を備えたモデルです。
そんなテントむしを8年ほど愛用していたそうですが、2025年4月に新たな相棒として、札幌市白石区に本社をかまえる夢創エージェンシーが手がける「YADOCARRY(ヤドキャリー)」(愛称はヤドキャリー号)を迎え入れたといいます。
車両についてまるななさんは、「軽トラックの荷台に脱着式シェルを積載するスタイルで、仮にもしシェルが壊れても入れ替え可能という柔軟さが魅力です」と話していました。
まるななさんの愛車は、テントむし同様にハイゼットトラックがベースです。
荷台に載せられる「標準シェル(標準軽トラック用)」は、全長約2.2m×全幅約1.5m×全高約1.8m、重量は約250kgと軽量で、FRP断熱構造により季節を問わず快適に過ごせます。
このほか、「ハイゼットジャンボ」や同「ワイド仕様」ではさらに室内スペースが拡張され、レイアウトも「対面シート」「ベンチシート」「Wベンチ対面シート」などから選択可能と、さまざまなバリエーションが展開されています。
内部にはバンクベッドや収納、脱着式テーブル、木目床材を標準装備し、LED照明やアンティーク調ライトで雰囲気づくりにもこだわり、外部入力100Vコンセントで家電も利用可能です。
シェル単体の価格(消費税込み)は、標準仕様が176万円から。ベース車両費は別途必要ですが、軽トラックの維持費と合わせても手頃な水準に収まります。
まるななさんの愛車は柔らかなベージュとホワイトの2トーンカラーが施されたかわいらしい一台。カラーリングもオプションでオーダーすることが可能だそう。フロント上部には「YADOCARRY」とロゴもあしらわれています。
車内はホワイトを基調にした落ち着いた雰囲気で、木目調の床面や木製キャビネットが備わるほか、両サイドには開放的な窓も採用され窮屈さを感じさせない仕様に。
バンクベッドは荷物置きとして使っており、普段はベンチシートで食事し、寝る時も利用しているのだそう。
そんなまるななさんが車中泊旅を始めたきっかけについて、以下のように教えてくれました。
「良い景色を見ながらお酒を飲みたかったんです。いいホテルを取ろうとすると結構なお値段がしますし、北海道はキャンプ費用がとても安い。
でも女ひとりでキャンプとなると防犯面で不安も多くて。それならクルマに乗ればいいじゃん、というのがはじまりでした」
以来、札幌を拠点に通年キャンピングカーで暮らしているといい、北海道の名所はほぼ制覇したといいます。
設備では、炊飯器や電気ケトル、ホットサンドクッカー、冷蔵庫を備え、ソーラーパネルと走行充電で電力を確保しています。
普段はYouTube配信やライター業を行うまるななさん。シェル内ではキャビネットを広げてPC台に、もうひとつのキャビネットは食事スペースに。ひとりで過ごすには十分な空間で、旅と仕事を両立しています。
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当日会場でも興味深くまるななさんの愛車をチェックする来場者や、熱心に話を聞く姿が見られるなど、大きな注目を集めていました。
今後もまるななさんとヤドキャリー号のライフスタイルに注目が集まります。
Writer: シープロダクション
自動車を中心とした記事制作を手がけている制作ユニット。わかりやすく読みやすい構成を意識し、新車情報やカーライフに役立つ知識まで幅広く発信している。クルマ好きはもちろん、ライトユーザーでも楽しめるコンテンツを心がけている。







































































