“大人4人”寝られる!? 凄い「トヨタ ノア」に注目! 全長4.7m級で「使いやすいサイズ」の「斬新“2階建て”仕様」! バンテック新潟のキャンパー「MR-X POP」福岡で実車展示
RVランド九州は、トヨタ「ノア」をベースにしたキャンピングカーであるバンテック新潟の「MR-X 車中泊快適パッケージ」を「福岡キャンピングカーショー2025」で展示しました。
商用車ベース「じゃない」快適なキャンピングカー
RVランド九州(佐賀県鳥栖市)は、2025年11月8日から9日にかけてマリンメッセ福岡(福岡市博多区)で行われたキャンピングカーイベント「福岡キャンピングカーショー2025」にブースを出展しました。
会場では複数のキャンピングカーを揃え、そのなかにはトヨタ「ノア」をベースにしたバンテック新潟の「MR-X 車中泊快適パッケージ」の姿もありました。

バンテック新潟は、新潟県上越市に本店を持つカーショップで、石川県や神奈川県などにも店舗を展開しています。
RVランド九州も販売代理店のひとつとなっています。
主要な商品として、トヨタの商用バン「ハイエース」や、ミニバンの日産「セレナ」などをベースにしたさまざまなキャンピングカー「Van Revo(バンレボ)」シリーズを展開しています。
展示していた「MR-X 車中泊快適パッケージ」は、トヨタの人気ミドルクラスミニバンである「ノア」をベースにしています。
ノアは2001年に初代モデルが登場。兄弟車として「ヴォクシー」が存在しています。現行モデルは2022年1月に登場した4代目で、TNGAプラットフォーム(GA-C)を採用し、基本性能を向上させています。
ボディサイズは全長4695mm×全幅1730mm×全高1895~1925mm、ホイールベースは2850mmとなっています。エクステリアは伸びのあるサイドシルエットと、堂々としたワイド&ローのスタイルが印象的です。
インテリアに目を向けると、ひろびろした空間が印象的です。運転席のレイアウトは、視界の良さと視線移動に配慮した操作類を配置しています。
パワートレインは1.8リッター直列4気筒エンジンに2モーターを組み合わせたハイブリッド車と、2リッター直列4気筒エンジンを採用したガソリン車を展開しています。駆動方式は2WD、4WD(ハイブリッドはE-Four)の2種類です。
MR-X 車中泊快適パッケージでは、そのノアをキャンピングカーに大きく変貌させています。
ノアの車中泊モデルとしては、もともとノア/ヴォクシーをベースにした「MR」がありますが、MR-Xはベーシックな「ノア X」グレードをベースに、ナビ・ドライブレコーダー・リアモニターなどを特別装備した「車中泊快適パッケージ」となっています。
また会場の展示車の屋根には、大型のポップアップルーフを設置しているのも特徴です。ガスダンパーにより簡単な操作で開閉でき、展開すれば大人2人が就寝できる「テント」が出来上がります。
このポップアップルーフ仕様はもともと用意していなかったそうですが、ユーザーからの要望を受け追加したそうです。
室内にも、2人が就寝できる収納式のウレタンマットベッドを備えています。
さらに、内装側面には電子レンジやシンク、テーブル、カーテンなども備えました。
そのほか、ソーラーパネルやサブバッテリー、AC100Vコンセント、走行充電システム、FFヒーターなどをフル装備しています。
展示車の価格(消費税込み)は732万1600円。基本はコンプリートカーとして展開していますが、持ち込みでの改造も可能です。
※ ※ ※
会場のスタッフによれば、ノアをベースにしたことでハイエースベースのキャンピングカーより快適な乗り心地を提供でき、普段使いもしやすいそうです。
またトラックベースのキャブコンや軽キャンピングカーから乗り換える事例も多く、乗用車ベースならではの運転のしやすさが好評なようです。
Writer: 鈴木伊玖馬
愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。
























































