いち早くハイブリッドが投入された11代目「クラウン」は環境性能も強化したモデル

いち早くハイブリッドモデルを展開

 11代目「クラウン」は、5代目から約25年続いた4ドアハードトップをやめ、窓枠付きの4ドアセダンとなりました。

11代目「クラウン」

 ラインナップは、スポーティグレードの「アスリート」とコンフォートグレードの「ロイヤル」の2つのシリーズを中心にしています。

 また、約14年ぶりにターボエンジン搭載モデルが復活。反対に、MTモデルやディーゼルエンジン搭載モデルが消滅するなど、時代のトレンドに合わせて柔軟に対応していることがわかります。

 21世紀を迎えた2001年8月には、11代目「クラウン」初のマイナーチェンジを迎えました。そこでは、エクステリア・インテリアのデザインがブラッシュアップされただけでなく、「クラウン」にとって史上初となるハイブリッドグレードが追加されたのです。

 ハイブリッドシステムには、大きくわけて2種類あります。わずかでもモーターのみ、つまり電気のみでの走行が可能な『ストロングハイブリッド』と呼び、モーター/電気はあくまでもガソリンエンジンの補助であり、電気のみでの走行はできないものを『マイルドハイブリッド』と呼びます。

『ストロングハイブリッド』の方が燃費も良く環境性能も高いですが、『マイルドハイブリッド』の方が安価に導入可能というメリットがあります。

 11代目「クラウン」に、初めて搭載されたハイブリッドモデルは『マイルドハイブリッド』であり、それ以降の『ストロングハイブリッド』を搭載した「クラウン ハイブリッド」とは仕組みが異なります。そのため、圧倒的な燃費性能を持っているわけではありませんでした。

 しかし、それまで高級車では両立が不可能とされていた、低燃費かつ高い環境性能を実現する一歩となったことは自動車史に残る重要な出来事のひとつといえます。

トヨタ 11代目「クラウン」の詳細を画像で見る(5枚)

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