“26年6月生産終了” 最後の限定車が登場! 最上級1850万円【青い仕様】がアルピーヌ「A110」に設定… さらば純ガソリンエンジン! 今後は電動化にシフト
アルピーヌ・ジャポンは11月27日、創立70周年を記念した日本限定車「A110 ブルー アルピーヌ エディション」の受注を開始しました。伝統の青を纏う最後の限定車が登場する一方、2026年3月末でのガソリンモデル受注終了も発表され、内燃機関を積む軽量スポーツカーの歴史がいよいよ幕を下ろそうとしています。
伝統の「青」を纏った最後の日本限定車
2025年11月27日、アルピーヌ・ジャポンは、ブランド創立70周年を記念した日本独自の限定車「A110 ブルー アルピーヌ エディション」の受注を開始しました。
同時に、ガソリンエンジンを搭載した現行モデルの生産終了に伴い、日本国内での受注を2026年3月末で締め切ることも発表しています。

フランスのスポーツカーブランド、アルピーヌから、日本のファンのためだけに企画された特別な一台が発表されました。
今回登場した「A110 ブルー アルピーヌ エディション」は、現行アルピーヌモデルとしては最後となる限定車です。
その最大の特徴は、アルピーヌというブランドを象徴するボディカラー「ブルー アルピーヌM」を採用している点にあります。
ブランド創立70周年という節目を祝い、販売台数は3つのモデル合わせて計70台のみという、極めて希少な設定です。
これまで数多くの限定モデルを世に送り出してきたA110ですが、この「ブルー アルピーヌ エディション」は、ガソリンエンジン時代のフィナーレを飾るにふさわしい、原点回帰とも言える装いとなっています。
今回の限定車は、ユーザーの好みや用途に合わせて3つのベースモデルから選択が可能です。
まず、軽快な走りが身上の「A110」をベースとしたモデル(30台/999万円)は、シンプルながらも上質な仕立てが特徴です。
インテリアにはブラックレザーにブルーステッチをあしらったシートヒーター付きリクライニングシートを採用し、スポーティかつ快適な空間を演出。
足元は「GRAND PRIX」ホイールに加え、鮮烈なレッドブレーキキャリパーが組み合わされ、エクステリアのアクセントに。また、助手席アルミフットレストや収納ボックスも備わり、日常での使い勝手にも配慮されています。
一方、ハイパワーなエンジンを積む「A110 GTS」ベースのモデル(30台/1200万円)は、よりシックで大人びた雰囲気を纏います。
こちらのシートもヒーター付きリクライニング式ですが、表皮にはグレーレザーとグレーステッチを採用し、落ち着いた車内空間を創出。
足元を引き締めるのは、ブラックとのコントラストが美しい「GT RACE」2トーンホイールと、ボディカラーと調和するブルーブレーキキャリパーです。専用フロアマットや助手席アルミフットレストなども標準装備されます。
そして、「A110 R 70」(10台/1850万円)は、その装備も徹底して走りを意識したスパルタンなものです。
インテリア全体が鮮やかなブルーのアルカンターラで覆われ、ドライバーの闘争心を掻き立てます。機能面では、後方視界を確保するドライブレコーダー機能付デジタルミラーを装備。
さらに外観では、軽量なカーボンホイールの奥にブルーブレーキキャリパーが輝き、リアにはR専用となるアクラポヴィッチ製チタンエキゾーストが奢られるなど、究極のパフォーマンスモデルに相応しい特別なパーツが惜しみなく投入されています。
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限定車の華やかな話題の一方で、アルピーヌ・ジャポンは同日、ガソリンエンジンを搭載した現行アルピーヌモデルの生産を、2026年6月をもって終了することを明らかにしました。
これに伴い、日本国内におけるカタログモデル(A110 GTSおよびA110 R 70)の受注は、2026年3月31日(火)をもって終了となります。
また、自分だけの一台を作り上げるカスタマイズプログラム「アトリエアルピーヌ」の受注も同時に終了するため、好みの仕様でオーダーできる期間は残りわずかとなりました。
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アルピーヌは今後、電動化されたパワートレーンを搭載したモデルへと移行していく方針を明確にしています。
しかし、ブランドが長年培ってきたアイデンティティである「正確なハンドリングによる運転の楽しさ」は、次世代モデルにも変わらず継承されていくといいます。
Writer: くるまのニュース編集部
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