三菱「新型“3列・7人乗り”SUV」発表! 本格四駆「ジムニー」超えの地上高×タフデザイン採用! 重要な“世界戦略モデル”新型「デスティネーター」フィリピンで発売
2025年11月20日、三菱はフィリピンで新型の3列シートミッドサイズSUV「DESTINATOR(デスティネーター)」を発売しました。
世界70か国で発売予定の世界戦略モデルが登場
三菱自動車工業(以下、三菱)は2025年11月20日、フィリピンで新型ミッドサイズSUV「DESTINATOR(デスティネーター)」を発売しました。
同年7月23日よりインドネシアで発売を開始したばかりのニューモデルです。

新型デスティネーターは、「The Confidence Booster for Energetic Families(いきいきとした家族が自信を持って一歩踏み出せるよう後押しするSUV)」を商品コンセプトに開発されたミッドサイズSUVです。
インドネシアや今回発表されたフィリピンをはじめ、今後ベトナムなど他のアセアン地域や、南アジア、中南米、中東、アフリカへも展開を予定しており、最終的には約70か国に順次投入する計画を持つ、三菱にとっても重要な世界戦略モデルという位置づけです。
車名は、「ドライバーや一緒に過ごす大切な家族が新たな目的地(destination)へ踏み出す後押しをしたい」という想いを込めて名付けられたといいます。
新型デスティネーターのボディサイズは、全長4680mm×全幅1840mm×全高1780mm、ホイールベース2815mm。
最低地上高は214mm(アンダーカバーを含めない場合244mm)を確保します。これは、本格的な悪路走破性で知られる軽四輪駆動車として知られるスズキ「ジムニー」(205mm)を上回る数値です。
さらに、悪路や大きな段差でも障害物が当たりにくい十分なアプローチアングル・デパーチャーアングルも備え、降雨や悪路の多いアセアン地域のあらゆる路面に対応します。
外観は本格的なSUVデザインを目指し、大地をしっかりとつかむ安定感と、堂々とした佇まいを兼ね備えたといいます。
室内は、乗る人すべてが心地よく過ごせる広々とした上質な空間とし、3列・7人乗りのレイアウトを備えます。
搭載されるパワーユニットは、1.5リッター「MIVEC」ターボエンジンを搭載します。最高出力120kW・最大トルク250Nmを発揮し、高効率なCVTとの組合せでドライバーの意図に忠実なレスポンスを実現するといいます。
駆動方式はFF(前輪駆動)ながら、三菱の四輪制御技術「AYC(アクティブヨーコントロール)」やトラクションコントロール、エンジン・パワーステアリングなどを統括制御してさまざまな路面状況に対応する5つのドライブモードを設定し、さまざまな路面や天候で安全・安心かつ快適な走りを提供する走破性を実現したといいます。
あわせて、アセアン地域の路面状況を再現した国内のテストコースで走行試験を重ねたことに加え、現地でも評価を繰り返してチューニングを施し、荒れた路面やうねりのある路面でも快適な乗り心地を実現させました。
加えて、先進運転支援機能「Mitsubishi Motors Safety Sensing」などで優れた安全性も備えるほか、コネクティッド機能搭載によってSOSコールなども装備します。
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三菱のフィリピン法人、ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(MMPC)の今枝 律 社長は、新型デスティネーターの現地発表に際し、次のように話します。
「過去数年にわたり、MMPCは力強く安定した成長を遂げてきました。
SUVならではの堂々たる存在感とラグジュアリーさ、MPVの多用途性と快適性を兼ね備えた新型『デスティネーター』の投入により、さらなる成長を目指すとともに、競争の激しいミッドサイズSUV市場における当社の存在感を一層高めてまいります」
Writer: くるまのニュース編集部
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