ド迫力グリル採用のトヨタ「超豪華ミニバン」公開! アルファードより大きな「グランビア」が厳つくなった!? 存在感アリまくる仕様、中国で展示

ド派手さがある「グランビア」どんな仕様なの?

 公開されたのは架装メーカー「ロリンザー」とコラボし、さらに高級感を高めた特別なグランビアです。

 ロリンザーと言えばメルセデス・ベンツなどの高級セダンを手がけるドイツの会社のイメージが強いです。

 一方で中国法人は独自の進化を遂げており、現在では高級ミニバンやオフロード車のカスタムを中心に展開しています。

 ベースとなるのは中国で広汽トヨタが製造・販売するグランビアですが、フロントマスクはアルファードやヴェルファイアのような格子状の大型グリルを装着、より存在感の増した見た目です。

 中国ではアルファード/ヴェルファイア人気が凄まじく、それ以外のミニバンにもアルファード/ヴェルファイア風のフロントマスクを移植するカスタムが一定の支持を集めています。

 2列目シートはキャプテンシートを採用、アームレスト先端に搭載されているタッチディスプレイでシートヒーター/ベンチレーション/マッサージ/オットマン機能を操作できるほか、乗り降りを楽にするためにドアの開閉と連動するアームレストの格納機構も備えています。

 シートのユニット自体も前後816mmで移動することが可能で、乗る人によって最適な足元の広さが調整可能です。

天井にはキャビンを包み込むスピーカーに加え、大型の格納式ルーフディスプレイも搭載(撮影:加藤博人)
天井にはキャビンを包み込むスピーカーに加え、大型の格納式ルーフディスプレイも搭載(撮影:加藤博人)

 天井にはキャビンを包み込むスピーカーに加え、大型の格納式ルーフディスプレイも搭載しています。単なる乗り心地だけでなく、乗車中の時間の過ごし方までをも重視したパッケージとなっています。天井装備の影響で車体上部はかさ上げされており、全高の数値は1765 mmから1950 mmへと変更されています。

 通常のグランビアと同様に3列目シートも装備していますが、この特別仕様車では3列目シートをフルフラットに格納し、2列目足元と同じ上質な床板素材で覆っているのが特徴的です。格納することで、荷室の搭載容量は525 Lから2112 Lまで増量できます。

 中国向けグランビアは全グレードで2.5リッターHEVとなり、前輪駆動は29.98~39.98万元(約659.7-879.8万円)、四輪駆動は36.38~36.98万元(約800.5-813.7万円)で販売されています。今回お披露目されたロリンザー仕様にカスタムされたグランビアはロリンザーのディーラーほか、一部の中国国内の広汽トヨタディーラーでも取り扱われています。

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Writer: 中国車研究家 加藤ヒロト

下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。

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