三菱「新型デリカD:5」登場で反響多数! “黒さ”強調の「精悍」顔に「シェーバー顔やめた」「スッキリしたね」の声も! “ランエボ譲り”の高性能4WDも採用! 今冬発売の「大幅改良モデル」に集まる“熱視線”とは

三菱は2025年10月29日、オールラウンドミニバン「デリカD:5」を大幅改良(マイナーチェンジ)し、今冬より発売すると発表しました。ロングセラーモデルの大幅改良に対し、SNSなどにはさまざまな反響が寄せられています。

「ダイナミックシールド」デザインが大きく変化!

 2025年10月29日、三菱自動車工業(以下、三菱)は「デリカD:5」大幅改良(マイナーチェンジ)モデルを世界初公開しました。10月30日より予約注文を開始し、今冬より発売の予定です。

 2007年デビューという超ロングセラーモデルの大幅改良に対し、SNSなどには多くの声が集まっています。

大幅変更の新型「デリカD:5」に寄せられた声とは!?
大幅変更の新型「デリカD:5」に寄せられた声とは!?

 デリカシリーズは、1968年の初代「デリカコーチ」の発売以来、57年の歴史を持つ三菱の伝統的なブランドです。

 2023年に発売された軽自動車「デリカミニ」を含めたデリカシリーズの累計販売台数は、約148万台にのぼるといいます。

 現行型のデリカD:5は、2007年に登場しました。

 両側スライドドアを装備するミドルサイズミニバンの利便性に、歴代デリカシリーズやパジェロで培った本格四輪駆動車並みの走破性能などを特徴とし、唯一無二の「オールラウンドミニバン」として、アウトドアユーザーを中心に人気を博しています。

 2019年2月には大規模なマイナーチェンジが実施され、フルモデルチェンジ並みのイメージ刷新を図りました。

 特に印象的だったのは、三菱のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を新採用した点です。

 ダイナミック(力強い)なシールド(盾)を形成する、金属調で硬質なスクエア形状に細かなメッシュをあわせた押し出しの強いフロントグリルと、縦型のマルチLEDヘッドライトとの組合せは、従来型とは異なる未来的な印象を与えていました。

 あわせて、新エンジンや新開発8速ATの搭載、先進運転支援システム「三菱 e-Assist」の採用などが図られています。

 三菱によると、昨年度(2024年度)には2019年のモデルチェンジ以降で最多となる約2万2千台を販売。今年度もそれを上回るペースで受注をしているといい、デビュー18年目を迎えたモデルとしては異例のロングセラーモデルとなっていることがわかります。

 今回のマイナーチェンジでは、「唯一無二のオールラウンドMPV(ミニバン)をさらに進化させる」という目標のもと、タフで機能的なデザインと走破性の向上による“デリカらしさ”の向上と、安全・便利機能の強化が図られました。

 まず外観は、タフネスとプレミアム感を両立させたデザインに進化したといいます。

 フロントまわりでは、フロントグリル、フロントバンパー、アルミホイールのデザイン変更などで、シンプルかつ立体感のある力強いデザインとしました。

 サイドでは、新たに別体のホイールアーチモールを採用し、ワイド感と高い走破性を表現。リアバンパーもデザイン変更されたほか、リアゲートにデリカロゴのオーナメントを追加し、シンプルかつプレミアムなスタイルとなりました。

 ボディカラーは、新色「ムーンストーングレーメタリック」と「ブラックマイカ」を組み合わせたツートーン色など、モノトーン4色、ツートーン5色の全9種類をラインナップします。

 内装も、新素材のシート生地などで機能的かつ上質な空間を表現。インパネ回りには金属調のアクセントパネルを採用したほか、メーターには8インチ液晶メーターを新たに採用しました。

 さらに、センターパネルのドライブモード選択ダイヤルを変更し、ヒルディセントコントロールのスイッチを新設しました。

 走行面では、4WDスポーツセダン「ランサーエボリューション(ランエボ)」などで培ってきた三菱独自の車両運動統合制御システム「S-AWC」を新たに採用し、走破性と走行安定性を飛躍的に高めています。

 このほか、安全面での機能強化も図っていますが、一方で2.2リッター直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンや8速ATなどのパワーユニットなどについては今回の大幅改良でも手は加えず、従来通りとなっています。

 なお新型デリカD:5の車両価格(消費税込み)は、約450万円から約495万円を予定します。

マイナーチェンジ前(画像)の「デリカD:5」に対し、街のクルマ好きは「シェーバー顔」の愛称で呼んでいた!?
マイナーチェンジ前(画像)の「デリカD:5」に対し、街のクルマ好きは「シェーバー顔」の愛称で呼んでいた!?

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 ロングセラーモデルの大幅改良に対し、SNSなどにはさまざまな反響が寄せられています。

 多かったのは「顔変わったなー」「精悍になったね」「カッコいい」など、デザインの進化に対する好意的な声でした。

 また、「シェーバーグリルをついにやめたのか!?」「スッキリしたね」「(現行型の)電気シェーバーみたいなカタチも好きだったけどね」など、フロントグリル形状についてのコメントも多く見られます。

 現行型特有の、硬質で金属調のグリルデザインに対し「シェーバー」(電気髭剃り機)を想起していた人は思いのほか多かったようで、クルマ好きの間では共通言語として当たり前のように語られていたのが印象的でした。

 また「まだフルモデルチェンジせずに売るのか」「凄いなデリカ」と驚く声もありましたが、「18年経っても古く見えないのは立派」との意見に代表されるように、シンプルかつ力強いデリカD:5のスクエアフォルムは、今も多くのユーザーから変わらず魅力的に映っているようです。

【画像】超カッコいい! これが三菱の「新型デリカD:5」です! 画像で見る(30枚以上)

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Writer: くるまのニュース編集部

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