「自動車保険」で損しないためにはどうしたらいい? 20代は保険料が高くなる!? 代理店型とダイレクト型の違いやお得な選び方を解説!

自動車保険は、さまざまな保険会社が提供しているため、どれを選べばいいかわからないという人は多いでしょう。保険は加入しておきたいけど、なるべく安く抑えたいというのが正直なところ。お得な保険を選ぶには、どのような点に注意すればいいのでしょうか。

代理店型とダイレクト型(通販型)の違い

 CMやネット上の広告などで目にすることが多い自動車保険。いざ加入しようと思っても、種類が多すぎてどれを選べばいいか分からないという人は多いでしょう。しかし、適当に選んでしまうと損する可能性があるので注意してください。

 たとえば、20代の人は事故率が高いと見込まれる場合があり、等級も進んでいないため保険料が高くなる傾向にあります。

 また、自動車保険は大きく分けて代理店型とダイレクト型(通販型)がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。

自動車保険をお得に選ぶには?(画像はイメージ、genzoh/PIXTA)
自動車保険をお得に選ぶには?(画像はイメージ、genzoh/PIXTA)

 代理店型は、ディーラーや保険窓口の担当者と直接やり取りをしながら、見積もりや申し込みを行うのが特徴です。疑問点がある場合はすぐ担当者に質問でき、一緒に補償内容を組み立てられるのがメリットです。

 なお、事故が起きた際は代理店を介して保険会社に連絡を取るケースがあります。契約者が自分で保険会社に連絡を取ることも可能ですが、直接会ったことがある担当者のほうが話しやすいと感じる人もいるでしょう。

 ただし、代理店手数料が発生するため、ダイレクト型よりも料金が高い傾向にあります。

 一方、ダイレクト型(通販型)は、契約者自身がインターネットや電話などで見積もりや申し込みを行います。プランや加入条件の設定などを、自分で組み立てていくのが特徴です。事故発生時は、自分で保険会社に連絡をして、やり取りをします。

 ダイレクト型の場合は、代理店手数料が発生しないため、代理店型よりも料金を安く抑えられるのがメリットです。

 なお、代理店型とダイレクト型で契約できる補償内容に大きな違いはありません。

 対人事故や対物事故の保険金額は、賠償金が高額になりやすいため無制限に設定するのがおすすめですが、一般的に代理店型とダイレクト型どちらでも無制限に設定することが可能です。

 示談交渉力についても、過去の事故事例をもとに過失の割合を決定するため、代理店型とダイレクト型、会社の大小で差が出ることはありません。

 そのほか、保険会社によって独自のサポートを提供しているので、そのあたりも選ぶ際の参考にしましょう。

自動車保険のオトクな選び方! ポイントや注意点は?

 結論、代理店型は「保険に関してよくわからない人」、ダイレクト型は「料金を抑えて自分で保険を選択したい人」に適しています。

 代理店型の場合、プランの比較や補償内容を担当者に任せられるのが大きなメリット。直接質問しながら検討できるのが強みなので、自動車保険に詳しくない人におすすめです。

 一方、ダイレクト型は、料金を抑えてお得に契約できるのが大きなメリットです。自分で補償内容を選べるのもポイント。また、自分で調べながら保険に関する理解を深められます。

 自動車保険に加入する際は、「年齢条件」に注意しましょう。特に20代の場合は、30代や40代などと比べて保険料が割高になります。これは、統計的に運転者の年齢が若いほど事故率が高いとされているためです。

 また、20代前半は等級が6等級から始まるので、等級が進んでいる30代や40代よりも保険料が高くなります。

 自動車保険は年齢条件を設定することで、保険料を安くできる仕組みがあることを理解しておきましょう。

 年齢条件がない「全年齢補償」や、「21歳以上補償」「26歳以上補償」「30歳以上補償」などの区分を設定していることが多いです。年齢が高い区分ほど保険料が安くなり、「全年齢補償」は最も保険料が高くなります。

なお、自分の年齢が上がった際に年齢条件を見直すことで、保険料を抑えることが可能です。

 家族に等級が高い人がいる場合は、それを引き継ぐことが可能です。家族の等級を引き継ぐことで、保険料を安く抑えられます。ただし、等級の引き継ぎは同居している間しかできないので注意しましょう。

 クルマを購入する前であれば、車種選びも大切なポイントです。軽自動車の場合は比較的保険料が安いのですが、輸入車などは高い傾向にあります。

 保険料を安く抑えたい人は、保険会社の割引やキャンペーンも有効に活用しましょう。たとえば、紙の保険証券を発行しない証券不発行割引や、ダイレクト型で頻繁に実施しているインターネット割引などがあります。

 お金に余裕がある場合、月払いではなく年払いにすることで総支払い額を安くすることが可能です。年払いのほうが月払いより5%程度保険料が安くなるためお得です。

補償内容を選ぶ時のポイント

 自動車保険を選ぶ際は、保険料の安さだけではなく補償内容も重要です。

 基本的には、以下の点に注意しましょう。

・対人・対物賠償は無制限がおすすめ
・保険料を安くしたいなら対物超過修理費用特約をつけない選択肢も
・人身傷害の保険金額は必要な分だけにする
・保険料を安くしたいなら搭乗者傷害保険はつけない選択肢も
・車両保険の必要性をよく検討する
・運転者限定・年齢条件を見直す

 対人賠償や対物賠償は、重大な事故を起こしてしまったときのリスクを考えて無制限に設定しておくのがおすすめです。

 ただし、対物超過修理費用特約については示談交渉がスムーズになりやすいというメリットがありますが、保険料を安くしたいのであればつけないという選択をしてもいいでしょう。

 人身傷害の保険金額は無制限まで設定できますが、必要な分だけで十分です。一般的には、3000万〜5000万円程度で設定する人が多い傾向です。

 搭乗者傷害保険に関しては、人身傷害保険を契約していれば、保険料を安くしたい人は無理につける必要はないでしょう。

 また、車両保険の有無は保険料に大きく影響するため、よく検討する必要があります。特に中古車の場合は、十分な保険金額を設定できないケースがあるので注意してください。

 車両保険は必要だけど保険料は抑えたいという人は、一般型よりも補償範囲が狭い代わりに保険料が安いエコノミー型を検討してみるといいでしょう。

 また、自動車保険を契約する際や、契約してから数年経った際は、運転者限定や年齢条件の見直しをすることで、保険料を抑えられる可能性があります。

※ ※ ※

 ここまで解説してきたように、自動車保険は代理店型とダイレクト型があり、契約者の年齢や車の車種などによって保険料が異なります。契約の際は、1社だけ検討するのではなく、複数の保険会社を比較して決めるようにしましょう。

 自動車保険について詳しく分からない人は、近くの保険会社やディーラーに相談してみるのがおすすめです。

 また、補償内容についても、よく検討して決めるようにしましょう。保険料を安くしたいという理由だけで内容を決めてしまうと、万が一の際に損してしまうかもしれません。疑問点がある場合は、担当者に質問したり、正しい情報を調べたりすることが大切です。

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Writer: マツ

2022年からフリーのWEBライターとして活動開始。上場企業からの依頼で、SEO記事を中心にVOD・通信系(WiFi・光回線など)などのジャンルを執筆して経験を積む。現在も企業が運営する複数のメディアで記事を執筆。読者に役立つ内容を、わかりやすく執筆することを心掛けている。

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