なぜ1000万円越え「高級SUV」が湖に沈んでる? Googleマップで名所化! 数日経っても回収されない理由とは
2025年11月中旬、Googleマップ上に「榛名湖VOLVOスカイミッション」という謎のスポットが出現し話題になりました。どのようなものなのでしょうか、現場に行ってみました。
榛名湖VOLVOスカイミッション!?
2025年11月中旬、Googleマップ上に「榛名湖VOLVOスカイミッション」という謎のスポットが出現し話題になりました。
これは同月初旬にあるボルボ車が、榛名湖のボート小屋付近に水没する事故が発生し、そのボルボ車が引き上げられずしばらく放置されていることを受けて、第三者がスポット化したものと思われます。

実際に“榛名湖VOLVOスカイミッション”の現場に言ってみると、一台のボルボのミドルサイズSUVと見られるクルマが沈んでいました。
たどり着いたのは夜だったため、少し見えづらい部分もアリましたが、その特徴から現行型「XC60」のプラグインハイブリッドモデル「T6」だと思われます。
XC60の現行モデルは、2017年に登場した2代目。今回沈んでいるモデルは、エアロパーツの形状から2025年6月にも登場したばかりの一部改良モデルにも思えます。
ボディサイズは全長4710mm×全幅1900mm×全高1660mmで、ホイールベース2865mm。乗車定員は5名です。
パワートレインは、最高出力253馬力を発揮する2リッター直列4気筒ターボエンジンに、フロント52kw、リア107kwを発揮する2つのモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステム。
価格は、現在の価格で1029万円(税込み)と1000万円を超える高級車です。
現場は、榛名湖のボート小屋のすぐ近くで、XC60が沈むポイントの陸地側には柵のない駐車場があり、ここから飛び込んでしまったものと思われますが、ブレーキ痕などは残っておらず踏み間違えの可能性もあるかもしれません。
沈んでいる車体の外装は、意外にも綺麗で、あまり大きな衝撃がなかったことが推察されます。また、車体の半分は沈んでおらず、脱出も難しくはなかったことが見て取れます。
誤って湖に飛び込んでしまったXC60。榛名湖VOLVOスカイミッションと誰かがスポット化してしまうほどに長く…少なくとも1週間以上は水没していることになります。
ではなぜ引き上げられないのでしょうか。いくつかの原因が推察できます。
まず引き上げが困難なポイントであること。一番近い陸地は少し段差がある崖のような状態になっていて、ここからウインチなどで引き上げることは難しいでしょう。しっかり引き上げるとなると、大型のクレーン車が必要になりそうで、手配などに時間がかかりそうです。
もう一つは、その車体の所有者が個人のものであり、勝手に撤去ができないということ。回収費用も安くはないでしょうし、なかなか動き出せないという背景もあるかもしれません。
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しばらく放置状態が続くボルボですが、無理やり引きずり出すと、破損して油脂類などが漏れ出し、水質を汚染してしまうこともあるかもしれません。
榛名湖は冬になると凍結してしまうこともあります。凍結してしまえば回収はより困難になるでしょう。早急な解決が望まれます。





























































