新型「ロードスター400」世界初公開! 「クラシック」デザイン×400ccパワフルエンジン搭載! 個性炸裂の“新たなスクーター”イタルジェットがイタリアで披露
イタリアのバイクメーカーであるイタルジェットは、2025年11月4日から9日にかけてミラノで開催されたモーターサイクルショー「EICMA2025」において、新型モデル「ロードスター400」を世界で初めて公開しました。
上質かつ大胆な新型モデル
イタリアのバイクメーカーであるイタルジェットは、2025年11月4日から9日にかけてミラノで開催されたモーターサイクルショー「EICMA2025」において、新型モデル「ロードスター400」を世界で初めて公開しました。
このロードスター400は、同社の主力モデルである「ドラッグスター」シリーズが持つ近未来的なデザインとは対照的に、どこか懐かしさを感じさせる流れるような美しいフォルムを持つ一台として登場しました。

そのクラシカルな外観の内側には、強力なパワーユニットが搭載されています。排気量394ccの水冷シングルエンジンは、最高出力41.5HP/7500rpm、最大トルク30.3lb-ft /7500rpmを発生させ、これはドラッグスターシリーズの最上位モデルである300ccを上回る性能です。
メインフレームには、ドラッグスターと同じくスチールトレリスフレームが採用されており、露出したトラス構造の内部に燃料タンクを配置することで、メカニカルな造形美を強調しています。
特に注目すべきはフロント周りのシステムです。ドラッグスターにも採用されている片持ち式のスイングアームを備えたフロントセンターハブステアリングは、「DLAS (ダイナミック・リンケージ・アーティキュレイテッド・ステアリング)」へと進化を遂げています。
このステアリングシステムには、フロントスイングアームからリンクを介してマウントされたオーリンズ製のフルアジャスタブルショックが組み合わされています。
ブレーキシステムも強力で、フロントホイールキャリアにはニッシン製のラジアルマウントタイプのキャリパーが装着され、ブレーキディスクには大型化されたペタル(花弁形)タイプが採用されており、高い制動力を期待させます。
独自のスタイリングに貢献しているのが、ラジエターの配置方式です。クラシカルなデザインの大型テールカウル入り口には大きなエアインテークが設けられ、その内部、ボディの左右にラジエターが収まるサイドラジエター方式が採用されています。
排気系にはアクラポヴィッチ製のツインエキゾーストが選ばれ、シート下を通り抜けてアップマウントされるというユニークなレイアウトが特徴です。リアサスペンションには、リンクを介してオーリンズ製のピギーバック式ユニットが備わります。
また、テールカウルエンドに沿って配置された細身のLEDテールランプが、リアスタイルをシャープな印象に引き締めています。
イタルジェットは日本にも正規輸入されているブランドであり、この新しいモデルについても国内市場への導入に期待が高まります。
Writer: くるまのニュース編集部
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