トヨタ クラウン史上最大の失敗作? 4代目クラウンは本当に駄作だったのか

チャレンジ精神こそがクラウンの本懐

「エレガンツ・クラウン 世界が見つめる」をキャッチコピーに発売された4代目クラウンは、さまざまな理由から不評を買ってしまいました。

4代目クラウン

 まずはその革新的なデザインが、比較的保守的な層をメインとしていた顧客層から敬遠されてしまいました。合わせて、デザイン上フロントグリルが小さくなってしまうことから、エンジンルームへ十分な通風がなされずに、夏場にはオーバーヒートが続発してしまったのです。

 こうした事情により、直接の競合車種であった日産のセドリック/グロリアに販売台数で逆転されてしまったことから、一般的に4代目クラウンは失敗作と言われることが少なくありません。

 販売台数だけが自動車の評価であるなら、4代目クラウンは失敗作かもしれませんが、こうしたチャレンジ精神がクラウンの本懐であり、この姿勢は次世代以降にも引き継がれていくのです。

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