10年ぶり全面刷新! トヨタ“新型”「ハイラックス」世界初公開! 新たな「9代目」どんなモデルに? パワフルな「ディーゼル」エンジンも搭載?な「新モデル」タイで登場へ

トヨタのタイ法人がYouTubeにて、11月10日に新型「ハイラックス」を発表すると予告。同車のティザー画像を世界初公開しました。新型ハイラックスは、一体どのようなクルマになるのかを考えてみました。

トヨタ系のSNSやニュースサイトに新型登場の予告

「ジャパンモビリティショー2025」の真っただ中でもある2025年11月1日、トヨタのタイ法人はYouTubeチャンネルにて、2025年11月10日に新型「ハイラックス」を世界初公開することを予告しました。

 また、アセアンだけでなく、フランスのトヨタのニュースサイトでも、11月10日に新型車の発表があることが予告されています。

トヨタ「ハイラックス」が10年ぶりに全面刷新!?
トヨタ「ハイラックス」が10年ぶりに全面刷新!?

 ちなみにフランスのサイトでは、新型車の前から見たシルエットの写真が公開されただけで、車名は明かされていません。とはいえ、フランスで公開された写真は、タイのティザー動画にも登場しています。つまり、同じ「ハイラックス」の新型発表を示しているのでしょう。 

ヒントとなるのは…

 では、10年ぶりの全面刷新となる新型ハイラックスは、どのようなクルマになるのでしょうか?

 そこでヒントとなるのが、ハイラックスがIMVシリーズに連なるモデルであることです。IMVシリーズとは、2004年にスタートしたグローバルモデルです。IMVとはInnovative International Multi-purpose Vehicleであり、直訳すれば「革新的な国際多目的車」です。

 最大の特徴は、「需要のある地域で生産」することです。アセアンで作って、広くアジアや中南米、オセアニア、中近東に販売します。日本車ですけれど、日本に寄らずに、海外から海外に向けて販売されています。

 そんなIMVの特徴は、同じプラットフォーム(フレーム式)を使って、ピックアップトラック、SUV、ミニバンという兄弟車を生み出すこと。

 具体的には、ピックアップトラックが「ハイラックス」であり、SUVが「フォーチュナー」、ミニバンが「イノーバ」と名乗ります。

 そして、このIMVシリーズが、世界市場で大ヒット作となっているのです。たとえば、タイだけでも、2004年から2023年までの約20年間で、タイ国内で累計270万台を販売し、累計400万台以上を世界各国に輸出しています。タイでは、国民車と認められるほど大きな存在感を放っているのです。

新世代のIMVシリーズはデビュー済み

 そんなIMVシリーズは、2023年に新世代モデルが登場しています。それが「ジャパンモビリティショー2023」で初公開され、同年にタイで発売となった「IMV0/現地名:ハイラックスチャンプ」です。

 この新型モデルは、「真にお求めやすく、お客様のニーズに寄り添う」という原点に立ち返ったところがポイントです。名称にある「0(ゼロ)」は、そんな原点回帰をイメージしたものなのでしょう。

 その姿は、非常にシンプルで、拡張性に富んだものとなっています。従来型のハイラックスが非常に大きく豪華になって、手の届きにくい存在になってしまったことの反省でしょう。

 IMV0は、50~60万バーツ程度(240~280万円程度)と、手の届く、身近なモデルとなっていました。「チャンプ」という新たな名称を与えたのは、ある意味、従来路線は、それはそのまま残ることを示唆していたのでしょう。

 そんなIMV0/現地名:ハイラックスチャンプには、ショーとホイールベースとロングホイールベースの2種の車台があり、エンジンは3タイプ(2リッターのガソリン、2.7リッターのガソリン、2.4リッターのディーゼル)が用意されていました。

小見出し:ジャパンモビリティショー2025に登場した新世代IMV

 もうひとつの新世代IMVが、今年の「ジャパンモビリティショー2025」で登場した「ランドクルーザーFJ」です。名称に「ランドクルーザー」とありますから、トヨタ的には「IMVではなくランドクルーザーの兄弟」と主張するでしょう。しかし、使われているプラットフォームは、IMVプラットフォームそのものです。

 搭載するエンジンは、2.7リッターのガソリンです。2026年に日本で発売することもあり、ガソリン・エンジン仕様のみが公開されています。

 ちなみに、IMVシリーズで荷室までをカバーする車体を持つのがSUVタイプであり、IMVでは「フォーチュナー」と名付けられています。そういう意味では、今後、アセアンに新型「フォーチュナー」が、また違った姿で登場することになるはず。どんな姿になるのかにも注目ですね。

現行モデルのイメージを継承するのでは

 同じIMVプラットフォームを使いながらも、シンプルなIMV0/ハイラックスチャンプに対して、ランドクルーザーFJはランドクルーザーの名にふさわしい風格を備えています。そういう意味では、新しいハイラックスは、先代モデルのような大きくゴージャスな路線を継承するのではないでしょうか。

 お求めやすいモデルが欲しいというニーズは、IMV0/ハイラックスチャンプにお任せし、格好良く高性能なピックアップトラックが欲しいというニーズに、新しいハイラックスが応える格好です。

 そういう意味で、パワートレインは2.7リッターのガソリンと2.4リッターのディーゼルになるのではないでしょうか。もしかすると、さらなるパワフルなパワートレインが用意されるかもしれません。

 どちらにせよ、ハイラックスは、アジア地域だけでなく、欧米や中近東など、広い地域で人気の高いモデルです。その人気に相応しい、格好良いスタイルで登場することは間違いないでしょう。

【画像】超カッコいい! これがトヨタ「新型ハイラックス」です! 画像で見る(88枚)

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