トヨタの「新“3列・7人乗り”ミニバン」に注目! ド迫力顔×全長4.7m級の「ちょうどイイサイズ」! “サラッと”実施した「ヴォクシー一部改良」どこが変わった?
2025年9月2日、トヨタはミドルクラスミニバン「ヴォクシー」の一部改良モデルを発表し、同日より販売を開始しました。便利と評判の装備が標準化されるなど、使い勝手がさらに向上しています。
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トヨタの人気ミドルクラスミニバンである「ヴォクシー」が、2022年1月のデビュー以来初めての商品改良をうけました。
多くのユーザーが注目している新ヴォクシーはどこが変わったのか、詳しく紹介します。
![デビュー3年で一部改良実施![※画像は一部改良前モデル(ボディカラー:メタルストームメタリック)]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/11/20251104_TOYOTA_VOXY_S-Z_2023_001.jpg?v=1762242642)
2025年9月2日、トヨタはヴォクシーの一部改良を発表しました。
今回の改良でヴォクシーは、エクステリアやインテリアの仕様を変更し、先進運転支援技術を強化するなど、従来型の強みでもあった実用性と快適性がより高まっています。
エクステリアでは、ホワイト系のボディカラーが「ホワイトパールクリスタルシャイン」から「プラチナホワイトパールマイカ」に変更。
このほか「メタルストリームメタリック」「アティチュードブラックマイカ」「グリッターブラックガラスフレーク」の全4色設定となり、「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」と「マッシブグレー」が廃止されています。
装備面では、これまでメーカーオプションだった装備の標準化や、新装備の追加設定などがおこなわれました。
「S-Z」でオプションだった10.5インチディスプレイオーディオプラス、地デジ対応TV、ETC2.0ユニットを標準装備に。
安全装備も、全車オプション設定だったブラインドスポットモニター、安心降車アシスト、パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)が標準装備化されました。
また先進運転支援技術「プロアクティブドライビングアシスト」には、右左折時減速支援が追加されています。
さらにS-Z(ハイブリッド車)で標準装着されるアクセサリーコンセントに、外部給電アタッチメントが追加されました。
グレード構成は、これまで通り上級の「S-Z」とベーシックの「S-G」の2種類。ハイブリッド車とガソリン車の両方でS-Zは7名乗り、S-Gにはハイブリッド2WDとガソリン車で8名乗り仕様も設定があります。
パワートレインもこれまで通りで、ハイブリッド車が1.8リッターガソリンエンジン+モーターに電気式無段変速機を組み合わせ、WLTCモード燃費は23.0km/L(E-Fourは22.0km/L)。
ガソリンエンジン車は、2リッターガソリンエンジンにダイレクトシフトCVT(ギア機構付き自動無段変速機)を組み合わせ、燃費は14.8km/L(4WDは14.1km/L)。同クラスでトップクラスの低燃費を実現しています。
価格(消費税込み)は「S-G」が324万6100円~381万5900円、「S-Z」が364万9800円~421万9600円です。
改良前モデル(309万円~396万円)に対しては約20万円前後の価格上昇となりましたが、人気オプションの標準装備化などにより、よりお買い得なモデルへと進化したといえるでしょう。
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2022年1月のデビュー以来、初めての商品改良となったヴォクシー。
今回の改良は細かなアップデートでしたが、高い商品力を磨き、さらに魅力的な内容になったといえます。
従来型同様に、新ヴォクシーもユーザーから高い支持を獲得することになりそうです。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど


























































