トヨタが新型「小さなランドクルーザー “FJ”」日本初公開! ちょうどいい“RAV4サイズ”に頑丈「ラダーフレーム×2.7Lエンジン」採用! お求めやすい「小さなランクル」JMSで披露

トヨタは「ジャパンモビリティショー2025」で新型「ランドクルーザーFJ」を日本初公開しました。どのようなクルマなのでしょうか。

初公開の「ランドクルーザーFJ」 デザイン違いの“カスタム仕様”も展示

 東京ビッグサイト(東京都江東区)を会場に、2025年10月29日から開催されている「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」。各メーカーの未来を担うコンセプトカーが多く展示されているほか、まもなくの登場が予告されているモデルも展示されています。

 そんなモデルの中でもひと際注目度が高かったのが、10月21日に世界初公開されたばかりのトヨタ「ランドクルーザーFJ」です。今回、日本で実車が初公開となりました。

トヨタ新型「ランドクルーザーFJ」をJMSで展示
トヨタ新型「ランドクルーザーFJ」をJMSで展示

「ランドクルーザー」シリーズの“末っ子”として登場したランドクルーザーFJは、ミドルSUV「RAV4」とほぼ同一サイズのコンパクトなボディながら、本格的なラダーフレームを採用したモデルとなっており、その名に恥じないオフロード性能を兼ね備えたもの。

 サイコロをモチーフとした立方体ボディは、無駄のない塊感や力強さを感じさせる一方で、ポップな楽しさも持ち合わせており、いままでランドクルーザーシリーズとは無縁だった、新たなファンも獲得できそうなスタイルとなっています。

 そのため、しっかりとしたオフロード性能は確保しながらもオンロード性能も犠牲にしておらず、ヘビーデューティーな「ランドクルーザー70」のように、「見た目に惚れて買ったけれど乗り心地がツラい」というような声が出にくい味付けになっているといいます。

 インテリアは華美な装飾などは備わらないものの、車両姿勢が認知しやすい水平基調のインパネや機能的なモニター、スイッチ類など、道具感の溢れる仕立てとなっています。

 ラゲッジスペースやバックドアにはユーティリティナットなどを取り付けることができるナットホールが用意され、それに合わせてボディ側には補強がなされるという作り込みもなされていました。

 パワートレインはシリーズ中核の「ランドクルーザー250」にも採用されている、実用性重視の2.7リッターガソリンエンジンの搭載が発表されています。

 このエンジンは、ランドクルーザー250ではややパワー不足という意見もあったため、不安視する声も聞かれていましたが、ランドクルーザーFJは同車に比べて200kgほど軽量に仕上がっているということなので、過不足ない走りを提供してくれるのではないでしょうか。

 価格も現状では明らかとなっていませんが、ランドクルーザーシリーズの末っ子ということで250よりも安価な値付けとなることは間違いなく、ある程度買いやすい価格帯となることを期待したいところです。

 なお、JMSのトヨタブースには通常のモデルのほか、丸型ヘッドライトやルーフラック、シュノーケルなどを装着したカスタマイズ仕様も展示されており、自分だけの1台を作り上げる楽しみを味わえる点も、大きな魅力と言えるでしょう。

 ヘッドライトが変わるだけで全体の印象が大きく変わってくるので、購入を検討している人にとってはどちらの顔をチョイスするのか、悩ましい日々が続きそうです。

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