トヨタ 新型クラウン、なぜ6月に登場? ”クラウンブランド”ならではの理由が存在

「クラウン」ブランドならではの事情

 2018年6月に発表された新型クラウンですが、夏のボーナス商戦前という意味では、“セオリー通り”のタイミングです。新型「クラウン」には「売れる時期」の理由以外に、「クラウン」ならではの事情があるようです。都心部のトヨタ系ディーラー社員に話を伺ってみました。

完全受注生産となる特別色「茜色(アカネイロ)」

「特に都心部においては、『クラウン』は法人車両としての需要も多く、大手企業が役員車両として大量に納入することがあります。日本企業の場合、ほとんどが3月決算で、5月から6月の株主総会を経て、7月に新役員が正式に選任されるというスケジュールです。実際には3月頃には、新役員が決まっている場合がほとんどなので、7月に向けて新しい役員車両を配備するためには、新年度に入った4月から5月頃には予約受注をとれる状態になっている必要があります」とのことです。

 販売現場では、新型車発表の1、2ヶ月前から情報公開や予約受注の獲得がはじまっていることも多く、新型「クラウン」の場合も例外ではなかったようです。

 前出のトヨタ系ディーラー社員は「法人車両(役員車両)の場合、細かいオプションやグレードをじっくり選んできめるというよりは、カタログ情報をもとに定番グレードを大量発注することが多いため、実車を見ないで決めることがほとんどです。それでもお客様が満足されるというところは、『クラウン』というブランドがあるからでしょう」といいます。

 日本を代表するトヨタ「クラウン」ですが、発表のタイミングにも特有の事情がありました。ちなみに、今回お話を伺ったディーラーでは、新型クラウンの契約のうち半分以上が法人契約とのことです。

【了】

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