スバルが「新たなSTIスポーツカー」まもなく世界初公開! パワフル「水平対向エンジン」ד高性能AWD”搭載! 新しい「ワクワクするモデル」2台のコンセプトカーとは一体何なのか
スバルはまもなく開幕する「ジャパンモビリティショー2025」で、2台のコンセプトモデルを世界初公開します。どのようなクルマが披露されるのでしょうか。
スバルの「スポーツモデル」を示す2台の「STI」を披露へ
まもなく開催される自動車ショー「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」。様々なモデルが登場予定となっていますが、スバルからは2台の「STIコンセプトモデル」を発表すると明らかにしています。
スバルのスポーツモデルの将来は、どのような方向性へと導かれるのでしょうか。その様子を占うにも非常に重要なモデルとなりそうです。
![スバル「Performance-B STI concept」[「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」SUBARUブース出展モデル]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/10/20251015_subaru_b_sti_000.jpg?v=1760505057)
まず1台が「Performance-E STI concept」です。
「E」と名前にある通り、BEV(バッテリーEV)のコンセプトモデルとなっていて、電動化時代のSTIブランドのあり方を示す1台となりそうです。
まだヘッドランプ周辺しか公開されていませんが、エクステリアデザインは見ているだけでワクワクするプロポーションと高い空力性能、実用性とあらゆる要素を高い次元で融合させたものになっているようです。
そして、ヘリテージモデルも思い出すようなデザインが予想されます。
そのようなデザインの話を聞くと、現在のスバル公式サイトのJMSページで「1983スバルGLファミリー ハックスター」が中央に表示されているのが気になります。
1983年製の「レオーネワゴン」をベースとしたスペシャルなチューニングカーですが、このモデルがPerformance-E STI conceptのヘリテージを感じさせるデザインとつながっているのか注目したいところです。
もちろんドライブフィールにもこだわりがあり、多くの革新的技術を採用することで、意のままに操れる感動の運転体験を提案するコンセプトモデルという意味合いもあるようです。電動化時代のSTIブランドの方向性を示してくれることは、間違いないでしょう。
そしてもう1台が、「Performance-B STI concept」です。スバルのパフォーマンスシーンを象徴する、内燃機関を搭載するコンセプトモデルとなっているそうです。
水平対向エンジンや「シンメトリカルAWD」など、スバル伝統の技術が採用されているとのこと。
BEVが「Electric」のEを掲げているのであれば、水平対向エンジンを搭載したこのコンセプトカーのBは「Boxer」のBで間違いないでしょう。
スバルは将来的に、内燃機関水平対向エンジンでもスポーツモデルを世に送り出す…。そんなメッセージが込められたコンセプトモデルとなりそうです。
また現在の時代背景を考えれば、カーボンニュートラル燃料への対応がどのようになっているかも注目したいところです。
両方とも世界初公開となるスバルSTIのコンセプトモデル。カーボンニュートラルへの対応が求められる中で、スバルはどのように運転の愉しさを提供していくか、その方向性を示してくれるコンセプトモデルとなるでしょう。
Writer: 西川昇吾
1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。大学時代から自動車ライターとしての活動をスタートさせる。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービスの記事執筆も手掛ける。また自身でのモータースポーツ活動もしており、その経験を基にした車両評価も行う。





















