トヨタが「スゴいカローラクロス」初公開! 車高アップדワンオフ”エアスクープ採用! 斬新カラーがカッコいい本格悪路モデル「那須エディション」米国・SEMAショーで登場!
トヨタは米国・ラスベガスで開催される「SEMAショー2025」で「カローラクロス 那須エディション」を初公開します。日本にちなんだモデルですが、どのような特徴があるのでしょうか。
車高アップ×ワンオフエアロ採用した「カローラクロス 那須エディション」
トヨタの米国法人は2025年10月21日、米・ラスベガスで開催されるカスタムカーショー「SEMAショー」において、「カローラクロス ハイブリッド」(2026年モデル)をベースにしたワンオフのコンセプトカー「那須エディション」を出展することを発表しました。

この特別仕様車は、日常の足として活躍するコンパクトなクロスオーバーSUVを、山道を走破できるような、大胆でタフなマシンへと生まれ変わらせたもの。
那須エディションの車名の通り、ハイキングや温泉、豊かな自然の中でのアクティビティで知られる、日本の「那須岳」(栃木県)からインスピレーションを受けたモデルで、本格的なオフロード性能と個性的なスタイリングに、アウトドアライフで役立つアクセサリー類を融合させています。
このクルマを設計・製作したのは、トヨタの用品開発部(SPAD)チーム。クルマの機能性やスタイルをさらに高める純正アクセサリー開発の専門家集団です。
今回のSEMAショーに向けて、SPADのエンジニアは、通常業務である数百ものアクセサリー開発プログラムをこなしながらも、「エキサイティングかつ実用的な特別仕様車を造り上げる」という困難な課題に挑戦しました。
設計(CAD)から3Dプリンターでの試作、部品の精密な削り出し(CNC加工)、そして組み立てに至るまで、多くの拠点が垣根を越えて協力し、那須エディションを完成させたと言います。
トヨタおよびレクサスの用品企画担当、スティーブ・パーク氏は次のように語ります。
「カローラクロスは、我々のラインナップの中でも特に多才なクルマのひとつです。そして、那須エディションは、その可能性がさらに広がることを示しています。
このカスタムのヒントは日本の那須岳が持つ冒険精神ですが、日本語の動詞である『成す(なす)』には『達成する』という意味もあります。
このクルマが、皆さんの中に眠る『創造意欲』や『新しい体験への渇望』、そして『何かを成し遂げたい』という気持ちを刺激するきっかけになれば、と願っています」
那須エディションのパワーユニットは、ベースのカローラクロスと同様に、システム最高出力196hpを発揮する2リッターハイブリッドをそのまま搭載していますが、足回りには大きな手が加えられました。
全輪駆動(AWD)システムが伝えるパワーを確実に路面へと伝えるため、トーヨータイヤ製のオールテレーンタイヤ「オープンカントリー A/T III」と、トヨタのトラック用カスタムホイールを装着。
さらにサスペンションで車高を上げる特注の「リフトアップ」を装着し、アドベンチャーにふさわしい迫力あるスタイルと、悪路での走破性を実現しています。
外装やアクセサリーも、冒険心をくすぐる特別な仕様となっており、ボンネットには専用のエアスクープ(空気取り入れ口)を備えたワンオフのボディキットを装着し、アグレッシブで力強い表情を生み出しました。
鮮やかかつ斬新な紫色のボディカラーは、日本語の「茄子(なす)」にもちなんだ、遊び心あふれるもの。
さらに、岩場などで車体を守る「ロックスライダー」や、多くの荷物を積載できる「カーゴバスケット」、角度を調整できる改良型の「ルーフラック」など、本格的なアウトドア(オーバーランディング)に対応する装備も備わります。
ラゲッジスペースには、専用の引き出しシステムとスライドトレイ付きの冷蔵庫を内蔵しました。
照明類も実用的かつスタイリッシュです。専用のライトバーとフォグランプが暗い走行路を照らし、乗り降りする足元(ドアシル)や荷室を照らすランプが、夜間のキャンプサイトでも活躍します。
加えて、ルーフにはダウンヒル用のマウンテンバイクを固定することが可能。これは、マウンテンバイクのジュニア世界チャンピオンであるエイサ・バーメット選手のバイクへのオマージュでもあり、那須エディションのアウトドア精神とサイクリングファンを結びつける象徴にもなっています。
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カローラクロス 那須エディションは、2025年11月4日から7日まで開催されるSEMAショー2025のトヨタブースにて展示されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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