ホンダが「新基準原付 Liteシリーズ」発表! 一番人気は約24万円の「Dio110 Lite」!? 発売前に年間計画台数の7割に迫る受注を記録 ホンダの代名詞「スーパーカブ」よりも受注が多い理由とは?
ホンダは、10月16日に、原付一種の新たな区分基準「新基準原付」に適合したモデル4機種を発表しました。現在、最も受注が多いモデルはどの車両なのでしょうか。
専用ローシートも備えた「Dio110」人気の理由とは
ホンダは、10月16日に、原付一種の新たな区分基準「新基準原付」に適合したモデル4機種を発表しました。
現在、最も受注が多いモデルはどの車両なのでしょうか。

2025年11月より施工される原付一種の排ガス規制の強化(2025年11月以降生産のバイクが規制の対象)を背景に誕生した新基準原付は、総排気量が50ccを超え125cc以下であり、かつ最高出力が4.0kW以下に制限された二輪車です。
ホンダは、この基準に適合する新基準原付として、スーパーカブ110 Lite、スーパーカブ110プロLite、クロスカブ110 Lite、Dio110 Liteの4機種を同日に発表。
これまでの原付一種に変わる“市民の移動手段”として、多くの期待を背負って登場しました。
この発表に際し、ホンダは同日にメディア向けの発表会を行い、現在の受注状況の一部を公開しましたが、中でもダントツで好調なのが、スクータータイプのDio110 Liteで、人気車種のスーパーカブ・シリーズの新モデル110 Liteが約1700台なのに対し、約6000台の数字を記録。
この理由について、ホンダの広報担当は次のように説明します。
「スーパーカブは原付一種でも人気の車種ですが、新基準原付の受注台数が比較的、落ち着いているのは、2024年末に受注期間限定で発売した“ファイナルエディション”、並びに“ハローキティ”仕様の影響が大きいと思われます。
いわゆる“駆け込み需要”ともいえるもので、純粋な“50cc”の原付一種を求められる方はそちらの車両をご注文頂いた印象です。
また、Dio110 Liteに関しては車体サイズも原付一種に近いことや、現状、唯一のスクータータイプであることも影響していると考えられます。
二輪車で高いシェアを誇るホンダとしては、どのメーカーよりも早く“新基準原付”を世に送り出したいと考えておりましたので、多くの反応をいただけたことには嬉しく思っています」。
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なお、新基準原付の各モデルの価格(以下、消費税10%込)は、スーパーカブ110 Liteが34万1000円、スーパーカブ110 プロ Liteが38万5000円、クロスカブ110 Liteが40万1500円、ディオ110 Liteが23万9800円で、Dio110 Liteにおいてはベースモデル(Dio110)に対してシート高を15mm低く設定した専用ローシートも装備されています。
Writer: くるまのニュース編集部
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