リッター23km走るホンダ新「軽ハイトワゴン」! 黒すぎる「BLACK STYLE」も追加された「N-WGN」は何が変わった? 安全装備の拡充にも注目
2025年9月26日、ホンダは軽ハイトワゴン「N-WGN」の一部改良モデルを発売しました。今回の改良では、安全装備の拡充や表示機能の見直しがおこなわれましたが、具体的にどのような変更があったのでしょうか。
安全性とデザイン性を高めた「N-WGN」
2025年9月26日、ホンダは「N-WGN(エヌワゴン)」の一部改良モデルを発売しました。
N-WGNは、2013年の初代登場以来、日常での扱いやすさと快適な室内空間を両立した軽ハイトワゴンとして人気を集めてきました。

現行モデルは、2019年に登場した2代目で、シンプルなデザインとホンダセンシングの全車標準装備を特徴としています。
ボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1675mm、ホイールベースは2520mmで、乗車定員は4名です。
エクステリアは、丸型のヘッドランプと水平基調のデザインを組み合わせ、親しみやすく落ち着いた印象を与えています。
また、インテリアは、視認性の高いメーター配置と収納性を重視した構成となっており、運転時の快適さと利便性を両立しています。
パワートレインには、660cc直列3気筒エンジンを搭載した自然吸気仕様とターボ仕様の2種類が設定されています。
自然吸気仕様は、最高出力58ps/最大トルク6.6kgm、ターボ仕様は64ps/10.6kgmを発生します。
いずれも、トランスミッションはCVTで、駆動方式はFFと4WDを設定し、WLTCモードの燃費は、19.5〜23.1km/Lとなっています。
さらに、安全装備では、全車に「ホンダセンシング」が標準装備されており、衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能、アダプティブクルーズコントロールなどを備えています。
では、N-WGNは今回の一部改良でどう変わったのでしょうか。
最大の違いは、安全機能と装備内容の拡充により、全タイプで快適性と安心感が高められた点です。
従来より備わる安全運転支援システム「ホンダセンシング」の新たな機能として、低速域での衝突回避を支援する「近距離衝突軽減ブレーキ」と、前方障害物を検知する「フロントパーキングセンサー」が全タイプに標準装備されました。
これにより、駐車時や混雑した街中での安心感が高められています。
さらに、メーターには、新たに7インチTFT液晶ディスプレイが採用されています。
これまでよりもホンダセンシングの作動状況や車両情報が見やすくなり、視認性と操作性の両面で改善が図られました。
また、デザイン面では、新たに「ファッションスタイル」が設定され、オフホワイト調のドアミラーやカラードホイールキャップ、ボディ同色のドアハンドルなどにより、明るく柔らかな印象のエクステリアとされています。
ボディカラーは、「プラチナホワイト・パール」、「クリスタルブラック・パール」、「トワイライトミストブラック・パール」、「ボタニカルグリーン・パール」の4色設定です。
走行性能に関する変更はありませんが、視認性や快適性の向上、安全装備の強化など、実用面の改良が中心となっています。
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今回の改良により、N-WGNはメカニズムに大きな変更こそないものの、安全性と利便性を高めた内容となっています。
また、「カスタム」シリーズにはブラックをアクセントとした内外装パーツを採用することで、より上質で洗練されたデザインとされた特別仕様車「ブラックスタイル」も追加されています。
なお、価格(消費税込)は「N-WGN L」が157万6300円から、「N-WGNカスタム」が179万4100円から、「N-WGNカスタム Lブラックスタイル」が186万100円からとなっています。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

































