原付二種の「新デュアルパーパス」登場! ヤマハが「WR125R」を欧州で発表 装備も充実した本格派が復活

ヤマハは、欧州市場向けに新型のデュアルパーパスモデル「WR125R」を発表しました。

充実装備の小排気量モデル

 ヤマハは、欧州市場向けに新型のデュアルパーパスモデル「WR125R」を発表しました。

 同モデルは、日常的な市街地での移動から週末のアドベンチャーライディングまで、多様なシチュエーションで性能を発揮する本格的な原付二種モデルです。

ヤマハ「WR125R」2026年モデル
ヤマハ「WR125R」2026年モデル

 デザインは、現代的なスタイルの中にヤマハ伝統のオフロードテイストが融合されています。フロントフェアリングにはLEDヘッドライトとポジションライトが組み込まれ、細部にまでこだわったディテールが特徴です。

 また、フラットなシート形状と滑らかなサイドパネル、幅広のフットペグが採用されており、オフロード走行時のスタンディングなど、様々なライディングポジションに柔軟に対応できる設計となっています。

 足回りには、フロント21インチ、リア18インチの大径ホイールが装着されています。サスペンションは、41mm径のKYB製フォークとリンク式のモノクロスショックを組み合わせることで、多様な路面コンディションにおいて高い走行性能を確保しています。

 タイヤにはダンロップD605が採用され、舗装路から未舗装路まで安定したグリップ性能を発揮します。ブレーキシステムは、フロントに267mmディスクと2ポットキャリパー、リアに220mmディスクと1ポットキャリパーを装備し、フロントにはシングルチャンネルABSが搭載され、安全性と制動力のバランスが図られています。

 搭載されるエンジンは、排気量125ccの水冷式SOHC 4バルブ燃料噴射式です。このエンジンには可変バルブ作動機構(VVA)が採用されており、低回転域から高回転域まで優れた走行特性を実現します。特に、低〜中回転域での豊かなトルクと高回転域での力強いパワー特性により、オンロードでもオフロードでもスムーズなパワーデリバリーを提供します。

 日常的な利便性も考慮されており、優れた燃費性能は40km/L以上を達成。[薫濱1]8Lの燃料タンク容量と合わせることで、約320kmの航続距離が見込めます。メーターには多機能LCDパネルが採用され、無料の専用アプリ「MyRide」を介してスマートフォンと連携させることが可能です。これにより、着信やメッセージの通知をメーター上で確認できます。

 環境性能にも配慮されており、2基の触媒コンバーターやO2センサー、蒸発ガス回収システムを搭載することで、最新のEU5+排出ガス規制に適合しています。メンテナンス性も考慮され、信頼性の高いエアフィルターは交換が容易な設計となっており、オフロード走行前後の整備をサポートします。

 なお、ボディカラーは、アイコンブルーとヤマハブラックの2色設定となっています。

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Writer: くるまのニュース編集部

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