トヨタ最新「“3列7人乗り”ミニバン」がスゴイ! 最上級より「400万円以上」オトクなターボモデル! ブラウン&装備充実の「豪華内装」もイイ! ブラック仕立て外装の「ヴェルファイア」最安モデルとは?
トヨタ「ヴェルファイア」は、高級感あふれるデザインと充実の快適装備が魅力のミニバンです。なかでも最も安価なエントリーモデルとは一体どのようなモデルなのでしょうか。
最安モデルでも豪華な仕様が魅力!
トヨタの「ヴェルファイア」は、高級ミニバンの代名詞と言っても過言ではないクルマです。
一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が発表した「乗用車ブランド通称名別順位2025年9月分」によると、高級ミニバンでありながらも3286台(24位、軽自動車を除く)と、同社「シエンタ」や「アルファード」、「ヴォクシー」など、ほかのトヨタ製ミニバンと比べて台数は控えめですが、それでも日本市場全体で見た場合には、根強い人気を誇っていることがうかがえます。
そんなヴェルファイアには複数のグレードが展開されているなか、最も安価なモデルとは一体どのようなモデルなのでしょうか。

アルファードのフルモデルチェンジに伴い、2008年5月にヴェルファイアの初代モデルが誕生しました。
上品さや洗練さを前面に押し出したアルファードに対して、ヴェルファイアは力強さや先進性を際立たせたデザインが特徴です。
その後、2015年1月に2代目へとフルモデルチェンジし、現行モデルは2023年6月に登場した3代目となっています。
現行モデルの最安グレードは「Z Premier(ターボガソリン車 2WD)」で、ボディサイズは全長4995mm×全幅1850mm×全高1945mm、ホイールベースは3000mmと、他のグレードと変わりません。
力強さと先進性を兼ね備えたエクステリアは、低重心でどっしりとした印象を与え、周囲に圧倒的な存在感を放ちます。
Z Premierグレードでは、フロントバンパーモールやサイドモール、リアバンパーモールにはスモークメッキを採用し、アグレッシブで先進的な印象を演出しています。
さらに、ブラックスパッタリング塗装のアルミホイールや漆黒メッキ仕様の各部装飾など、細部の素材にもこだわることで、大胆さと力強さを際立たせています。
インテリアは3列シート7人乗りレイアウトを採用し、標準カラーとしてベーシックなブラックが設定されているほか、上品でシックなサンセットブラウンを選ぶことも可能です。
シート表皮には上質な肌触りのプレミアムナッパレザーを採用し、ワンランク上の座り心地を実現。
運転席と助手席には標準で快適温熱シート+ベンチレーションシートが装備されており、高級ミニバンらしい快適性を備えています。
快適装備も充実しており、スマートフォンなどをワイヤレスで充電できるおくだけ充電や「電用USB端子(Type-C)、停電や災害時に電気製品を使用できる非常時給電システム付きのアクセサリーコンセントなど、電源周りの利便性も高いのが特徴です。
安全装備に関しては、進化を続ける先進の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備。
衝突回避を支援するプリクラッシュセーフティや、高速道路での運転をサポートするレーントレーシングアシストをはじめ、計12種類の機能がさまざまな状況でドライバーの安全を支援します。
パワートレインには、高い加速応答性と十分な駆動力を持つ2.4リッターT24A-FTSターボエンジンを搭載。
最高出力279PS、最大トルク430Nmを発揮し、燃料消費率はWLTCモードで10.3km/Lです。
これらの特徴を持つヴェルファイア Z Premier(ターボガソリン車 2WD)の価格(消費税込み、以下同)は670万円。
高級ミニバンとしては妥当な価格ですが、最安グレードでも快適装備が充実しており、内外装ともに重厚感のある高級デザインが特徴です。
なお、ヴェルファイアの最上級モデルである「Executive Lounge(プラグインハイブリッド車 E-Four)」は1085万円で、最安グレードとの価格差は400万円以上になります。
Writer: 紫苑玲
栃木県在住。新車、軽貨物、車の中古買取相場、テック、金相場などのジャンルで記事を執筆するフリーランスライター。ドライブが趣味。SUVとスポーツカーの2台を使い分け中。自宅前が登山道のため、緊張感がある車生活を送っている。





































