1日最大600円のはずが… 「最大料金より高い」声も!? コインパーキングで起きうるトラブルとは? 事例と対処法を紹介!
コインパーキングは、入り口付近に利用時間に応じた料金を示す看板が設置されていることが多いです。しかし、よく確認しておかなければ、思いもよらない料金を請求される可能性があります。
1日最大600円なのに2日間の請求額が4000円!?
買い物などの際に便利なコインパーキング。
首都圏には多くのコインパーキングがありますが、利用者のトラブルが少なくありません。
コインパーキングでは、どのようなトラブルがあるのでしょうか。
トラブルに遭遇した時の対処法も併せて見ていきましょう。

コインパーキングは、入り口付近に利用時間に応じた料金を示す看板が設置されていることが多いです。
しかし、よく確認しておかなければ、思いもよらない料金を請求される可能性があります。
独立行政法人国民生活センターでは、看板に「当日最大600円」と書かれているコインパーキングを2日間利用したところ、4000円を請求されたというトラブルが報告されています。
これは、利用者が料金をよく確認していなかったことにより発生したトラブルです。
当日最大600円であれば、2日間の料金は1200円になると考えるかもしれませんが、コインパーキングは多くの場合、曜日によって料金が異なり、最大料金の適用日数が決まっています。
先述のトラブルの場合、看板に小さく「土日祝日は除く」と書かれていました。
また、請求された金額が4000円だったということは、「当日最大600円」が適用されるのは駐車後1日間のみの可能性が高く、以降は時間あたりの料金が加算されていたと考えられます。
コインパーキングの料金を示す看板は、「当日最大600円」「20分/300円」といった当日最大料金と時間あたりの料金が大きく書かれているケースが多いです。
しかし、看板の下などに小さく「土日祝日は除く」などの条件が記載されていることが多いため、見逃さないように注意しなければなりません。
コインパーキングに駐車する際は、以下の点に注意しましょう。
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・最大料金と通常料金(時間あたり)
・土日祝日の特別料金
・当日最大料金の適用回数(駐車後1日限り、〇時以降は通常料金加算など)
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上記のことを駐車前に確認しておけば、料金に関するトラブルは避けられるでしょう。
●「あれ?駐車券がない!」そんなときは…
最近のコインパーキングはロック式やナンバー読み取り式が増えていますが、駐車券を発券して精算するコインパーキングも多く残っています。
発券後、駐車券を車内に置いておけば無くす心配はありませんが、商業施設と提携しているコインパーキングの場合は、割引サービスを受けるために駐車券を持ち出さなければなりません。その際、うっかり駐車券を紛失してしまうケースがよくあります。
コインパーキングに係員が常駐していれば、入庫情報や監視カメラの映像から入庫時間を確認できるため、駐車券を紛失しても通常料金となる可能性が高いですが、係員が常駐しているコインパーキングは少ないです。
そのため、係員がいない場合は、コインパーキングの管理会社に連絡する必要があります。対応は管理会社によって異なりますが、「駐車券紛失料金」が加算される可能性が高いです。
また、精算機に「駐車券紛失ボタン」が設置されているケースもあり、その場合はボタンを押して紛失料金を支払えば出庫できます。
しかし、正しい入庫時間がわからないため、通常よりも高額な料金を請求されるので注意しなければなりません。数百円のはずなのに、駐車券紛失料金を1万円請求されたというケースもあります。
なお、後から駐車券が見つかった場合は、駐車券と駐車券紛失料金の領収証を管理会社に見せれば、差額を返金してもらえる可能性が高いです。
●「やばい現金がない…」「新札が使えない!? どうしよう…」
最近はキャッシュレス化が進んでおり、普段現金を持ち歩かないという人が多いです。キャッシュレス対応のコインパーキングも増えていますが、「現金のみ」のコインパーキングも多く残っています。
キャッシュレスで支払うつもりが現金のみだったという場合、近くにコンビニなどがあればATMで現金を引き出せば問題ないでしょう。
しかし、必ずしも近くにATMがあるわけではありません。そのような場合は、コインパーキング内の看板などに設置されている問い合わせ先に連絡してみましょう。
管理会社によって対応は異なりますが、入庫時間や車種・ナンバーなどが確認できれば、後日振り込みで出庫させてもらえるケースがあります。
また、2024年7月に新紙幣が発行されましたが、コインパーキングの精算機は新紙幣に対応していないケースがあります。
出庫時に新紙幣が使えないことが分かり、他に手持ちがない場合、基本的に小銭を崩すなど利用者側で対応しなければなりません。
管理会社に連絡しても対応してもらえない可能性が高いので、事前にしっかり確認しておくようにしましょう。
●「あれ?他の人の駐車代を払っちゃった…」
コインパーキングでは、駐車枠毎に番号が割り振られているところがあります。
精算機で自分のクルマが停めてある駐車枠の番号を入力して料金を支払いますが、その際に間違えて他の人のクルマの駐車代を支払ってしまったというケースは意外と多いです。
このような場合、コインパーキングの管理会社に連絡しても、返金されるかどうかは管理会社によって異なります。
番号を間違えた原因が利用者側にある場合は、返金されない可能性が高いです。
逆に、駐車枠の番号が消えていたなど、コインパーキング側に問題がある場合は返金してもらえる可能性があります。
駐車枠の番号を間違えて支払いをしてしまうケースは少なくないので、事前にしっかりと番号を確認して、支払い前にも再確認して対策しましょう。
ここまで紹介してきたように、コインパーキングでは利用者の確認不足によるトラブルが少なくありません。
時間とお金を無駄にしないためにも、コインパーキングを利用する際は料金体系や所持金、支払いミスなどに注意しましょう。
Writer: マツ
2022年からフリーのWEBライターとして活動開始。上場企業からの依頼で、SEO記事を中心にVOD・通信系(WiFi・光回線など)などのジャンルを執筆して経験を積む。現在も企業が運営する複数のメディアで記事を執筆。読者に役立つ内容を、わかりやすく執筆することを心掛けている。



































