新車で約373万円! 日産「“2階建て”ミニバン!?」に注目! 全長4.7m級「ちょうどイイサイズ」で「大人4人」寝られる? 人気の「セレナ」車中泊モデル「P-SV」がスゴい
日産ピーズフィールドクラフトが、ミニバン「セレナ」をベースにしたキャンピングカーを「名古屋キャンピングカーフェア2025 AUTUMN」で実車展示しました。どのようなクルマなのでしょうか。
人気の「ハイウェイスターV」ベースで製作することも可能
日産ピーズフィールドクラフトは、2025年9月20日から21日までポートメッセなごや(名古屋市港区)で行われたキャンピングカーイベント「名古屋キャンピングカーフェア2025 AUTUMN」に出展しました。
会場の同社ブースでは、日産のミニバン「セレナ」をベースにした「セレナP-SV」が実車展示され、来場者の注目を集めていました。

日産ピーズフィールドクラフト(東京都世田谷区)は、日産プリンス東京販売の関係会社として1994年に設立された老舗キャンピングカーメーカー。日産車をベースにした新車キャンピングカーの販売やイベント企画・出展などを行っています。
セレナP-SVは、日産ピーズフィールドクラフトの主力ラインナップとして展開している車中泊モデル。名前からもわかるように、ベースになっているのは日産のミドルクラスミニバンのセレナです。
セレナのボディサイズは全長4690~4765ミリ×全幅1695~1715ミリ×全高1870~1885ミリ。
パワートレインには、2リッター直列4気筒エンジンを搭載したガソリンモデルと、1.4リッター直列3気筒エンジンにモーターを組み合わせたe-POWER車(FF)、さらにリアモーターを追加したe-POWERの4WD車「e-4ORCE」の3種類を用意しています。
セレナP-SVは、通常時には3列シートのミニバンとして使いながら、その広々としたサイズを活用できる車中泊モデルに仕立てました。
最大の特徴は、屋根に搭載されたポップアップルーフです。展開すれば大人2名が就寝可能なベッド空間が広がります。
テント部分は、メッシュのハーフオープンやフルオープンにもすることができるほか、雨天利用時のレインカバーも備えました。
室内には2列目・3列目を倒して使うオプションのアンダーベッドを搭載することで、フルフラットなプラス2名、合計4名の就寝スペースが展開できます。マットも軽量化されており、女性でも楽にベッドメイクが行えます。
このほか、サブバッテリーなどの電装系やFFヒーター、サイドオーニングなど、車中泊やキャンプで役立つ各種オプションアイテムが用意されています。
またベース車も、廉価グレード「X」をはじめ「ハイウェイスターV」などの人気グレードが選べ、ガソリン車からe-4ORCEモデルまで、予算やニーズに応じた選択ができるのも魅力となっています。
価格(消費税込み)は、もっともベーシックなX(ガソリン・FF)で372万9000円から。
今回展示していた「セレナP-SV」は「XV」グレード(ガソリン・FF)をベースに、走行充電式サブバッテリーやアンダーベッド、FFヒーター、サイドオーニングなどフル装備した仕様となっており、会場では582万5340円と価格表示されていました。
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会場のスタッフにセレナP-SVの魅力を聞くと「大きなクルマが欲しいが、できれば日常生活も1台で済ませたい」「ロングドライブを助けてくれる(先進運転支援機能の)プロパイロットがつく車中泊モデルが欲しかった」といったユーザーに人気だと話します。
主に、ミニバンの主なユーザー層である30代から40代の子育て世代に対してよく売れているようでした。
Writer: 鈴木伊玖馬
愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。





































































































