ホンダが「“新”ヴェゼル」発表! 走りの「RS」3年ぶりに復活! 専用デザインで全長4.3m級の「ちょうどイイサイズ」なスポーティSUV「どう変わった」!?
2025年9月18日、ホンダはコンパクトSUV「ヴェゼル」に新グレード「e:HEV RS」を追加することを発表しました。専用サスペンションやデザイン要素を備えたスポーツ仕様です。
スポーツ志向の「ヴェゼルRS」が新設定される!
2025年9月18日、ホンダは「ヴェゼル」に新たなグレード「e:HEV RS」を設定し、全国の販売店で先行予約を開始しました。
どのようなモデルなのでしょうか。

ヴェゼルは2013年に初代が登場したコンパクトSUVで、上質なデザインと広い室内空間を特徴とし、幅広い層に支持されてきました。
初代は都市型SUVの先駆けとして人気を集め、以降もホンダの主力車種のひとつとして展開されています。
2021年4月に発売された現行モデルは2代目にあたり、「AMP UP YOUR LIFE」をグランドコンセプトに掲げています。
日常生活の質を高めることを重視し、信頼、美しさ、気軽な愉しさを提供するモデルとして開発されました。
2代目のボディサイズは全長4340mm×全幅1790mm×全高1580mmで、ホイールベースは2610mmです。
乗車定員は5名。ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用したことで、コンパクトながら室内と荷室の広さを両立しました。
エクステリアはクーペライクなプロポーションと水平基調のラインで構成され、空力性能を高めつつシンプルで力強いデザインに仕上げられています。
一方のインテリアは、ブラックを基調とし柔らかな触感素材を取り入れることでSUVらしい力強さと快適性を両立しています。
心臓部となるパワートレインには、1.5リッター直列4気筒エンジンを用いたガソリン仕様と、同排気量エンジンに2モーターを組み合わせたハイブリッド「e:HEV」を設定。e:HEVはモーター走行を中心とし、力強い加速と高効率を両立します。
e:HEVのカタログ燃費は、FF車が26.0km/L、4WD車が21.5km/Lです(WLTCモード燃費)。
先進安全装備は「Honda SENSING」を全タイプに標準搭載し、衝突軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援機能などを備えています。
さらに、マルチビューカメラシステムやブラインドスポットインフォメーションも用意されました。
では、今回発表された「e:HEV RS」はどこが変わったのでしょうか。
RSは、初代ヴェゼルに設定されていたスポーティグレードでしたが、現行型の登場とともに姿を消しており、今回およそ3年ぶりの復活となりました。
新グレードのRSは「URBAN SPORT VEZEL」をコンセプト掲げ、走行性能とデザインの両面を強化しました。
専用ローダウンサスペンションの採用により重心を下げ、安定性とコーナリング性能を向上させています。
さらに電動パワーステアリングを専用チューニングとすることで、応答性の良いハンドリングを実現しました。
街中の低速域からワインディングロードまで、運転の楽しさを高める仕様とされています。
エクステリアでは、RS専用のフロントグリルやエンブレム、前後バンパーモールディングを採用し、ひと目でスポーツグレードと分かる仕立てとしました。
また18インチアルミホイールを装備し、ロー&ワイドな印象を際立たせています。
全高を1545mmに抑えることで都市部などに多い機械式立体駐車場に収まるようにし、実用性を保持しているのも特徴です。
インテリアは黒基調に赤のアクセントを取り入れ、ラックス スエードを使用した専用コンビシートが採用されています。
素材感と色使いにより、標準モデルにはない緊張感のあるスポーティな雰囲気を演出しています。
さらに先代モデルのRSグレードにはなかった4WDを初めて設定しました。
これにより都市部での利用から雪道や悪天候時の走行まで幅広く対応可能となり、ユーザーの選択肢が広がった点も大きな特徴です。
4WDと専用サスペンションの組み合わせにより、安定感を高めつつ走りの楽しさを感じられる仕様となっています。
※ ※ ※
ヴェゼルe:HEV RSは、従来の実用性や快適性を損なわずに、走行性能やデザインを強調した新仕様です。
スポーティさを前面に打ち出した仕立てにより、従来モデルとの差別化を図るとともに、幅広いシーンに対応できるモデルに仕上げられています。
価格はまだ明らかにされておらず、今後の正式なアナウンスが待たれます。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。




















































































