約177万円! スズキ「新型“5人乗り”SUV」に“問合せ殺到”!? 全長4.3mの「ほど良いサイズ」×1.5リッターエンジン採用! 充実装備の「ビクトリス」インドモデルが国内でも注目に
スズキがインドで発表した新型SUV「ビクトリス」について、日本のユーザーも注目しているようです。
新型「ビクトリス」に問い合わせも増加?
2025年9月3日に発表され、同月22日に発売されたスズキの新型SUV「ビクトリス」。
インドで生産され、新たな世界戦略モデルとなるこの新型SUVについて、ユーザーからの反響をディーラーに問い合わせてみました。

ビクトリスは、インドを皮切りに展開する新型SUVです。現地法人マルチ・スズキのカルコダ工場で生産されます。
現在、インドの乗用車市場におけるSUVの販売比率は約6割(2024年度インド乗用車市場、スズキ調べ)に達しており、その一翼をになうのがビクトリスなのです。
なおビクトリスは今後、インド国内向けだけではなく、100以上の国・地域へ輸出される予定ですが、日本市場への導入は、現時点(2025年9月時点)では未定です。
ボディサイズは、全長4360mm×全幅1795mm×全高1655mm、ホイールベースが2600mmとアナウンスされています。
現在、日本で発売されているSUVでビクトリスに近いモデルは、ホンダ「ヴェゼル(全長4330mm×全幅1790mm×全高1580mm)」、マツダ「CX-30(全長4395mm×全幅1795mm×全高1540mm)」があり、日本でも扱いやすいサイズなのは明らかです。
パワートレインは、1.5リッターガソリンエンジンのマイルドハイブリッド、ストロングハイブリッド、CNG(圧縮天然ガス)の3種類から選択可能です。
また安全装備は、衝突被害軽減ブレーキやレーンキープアシスト、ブラインドスポットモニター、全方位モニター用カメラ、タイヤ空気圧モニターなどが装備され、必要十分な内容です。
機能装備では足の動きを感知して自動で開閉できる「ハンズフリーパワーバックドア」や、電動で調整可能なパワーシートを装備します。
そのほか、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応した10.1インチの純正インフォテインメントシステムや、Dolby Atmos 5.1chサラウンドシステムに対応した「Infinity」製8スピーカーのプレミアムサウンドシステムを搭載するなど、充実したものとなっています。
気になるビクトリスの車両本体価格は、104万9900ルピー(約177万円)から。内容からすると非常に安価であり、国内で輸入販売されたとしても250万円以下で販売できそうです。
日本でもライバル車が多く、それだけ需要が見込まれるコンパクトSUVだけに、ユーザーの反応が気になります。
9月下旬に、首都圏にあるスズキディーラーに状況を聞いてみました。
「ビクトリスのお問い合わせ、さっそくいただいております。主な内容は『いつから発売なのか』『先行予約はできるのか』などです。
実は、我々現場のスタッフのところにも詳しい情報は入ってきていないんです。
私個人としても、日本市場導入が決まってくれることを期待しています」
他のスズキディーラーでも反響があったようで…。
「ネットニュースをご覧になった方が『価格はいくらくらいなのか』『予約は可能か』といったお問い合わせが数件ありました。
比較的コンパクトな部類のSUVモデルのようですので、(価格次第ではありますが)日本でも人気が出るモデルだという気がしています。
ネットの記事を見た限りでは高級感のあるデザインですし、人気モデルになるのでは…と期待しているんです。日本市場導入を期待しています」
販売の現場でも日本市場導入が期待されている「ビクトリス」、それこそ魅力的な価格で販売されたらヒット作になる可能性を大いに秘めているといえるでしょう。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。




































