トヨタ新型「SUV」初公開! 全長4.7m級ボディ&340馬力超えの「高性能モデル」もアリ! “3年ぶり”顔面刷新の「bZ4X」波国で登場
トヨタの欧州法人は2025年9月24日、ポーランド・カトヴィツェで開催された「ニューモビリティ会議」で4車種の新型BEV(電気自動車)を現地で初公開しました。その中でも、大幅な改良が施された新型「bZ4X」が大きな注目を集めています。はたしてどのような進化を遂げたのでしょうか。
最新“ハンマーヘッド顔”で存在感アップ
トヨタの欧州法人は2025年9月24日、ポーランド・カトヴィツェで開催された「ニューモビリティ会議」で、フル電動SUVの新型「bZ4X」を初公開しました。
内外装の刷新やパワートレインの改良により、実用性と性能が大幅に向上しています。

欧州トヨタは2025年9月24日、ポーランド・カトヴィツェで開催された「ニューモビリティ会議」において、新型「C-HR+」、「bZ4X」、「bZ4Xツーリング」、そして「アーバンクルーザー」という4車種のBEV(バッテリーEV=電気自動車)を初公開しました。
中でも特に注目を集めたのが、内外装を刷新し性能を大幅に向上させた新型「bZ4X」です。bZ4Xは2021年にトヨタ初のグローバルEVとしてデビューし、欧州では2022年から販売されているCセグメントの電動SUVで、今回の改良でさらなる進化を遂げました。
ボディサイズは全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mm、ホイールベース2850mmです。
エクステリアはフロントデザインを中心に刷新され、トヨタ最新のデザイン言語「ハンマーヘッド」を採用。シャープなライトデザインと低重心のフォルムにより、よりワイドで力強いスタンスを演出しています。
インテリアには視認性の高いメーター配置や最大12.3インチのセンターディスプレイが備わります。
パワートレインはFWD(前輪駆動)とAWD(4輪駆動)を設定し、BEV専用のe-TNGAプラットフォームを採用。AWD車には悪路走破性を高める「X-MODE」が搭載され、電動SUVとしての走破性を確保しています。
今回ポーランドで発表された新仕様では、電動パワートレインが改良され、新たに2種類のバッテリー容量(57.7kWhと73.1kWh)が設定されました。最高出力252kW(343馬力)に達する仕様も用意されており、力強い加速性能を実現しています。
充電性能も大きく進化。DC急速充電では10%から80%までをわずか28分で完了でき、オプションの22kW普通充電設備を利用すれば、3.5時間で10%から100%まで充電可能です。さらに充電前にバッテリーを最適温度に調整する機能や、長距離移動をサポートする最新世代のソフトウェアも搭載されました。
今回カトヴィツェで発表されたモデル群は、トヨタの次世代EVとして、主要市場向けSUVのラインナップとなります。
欧州トヨタは2026年までにポーランド市場でも、乗用車と商用車を合わせて10車種のBEVを展開する計画で、新型bZ4Xもその重要な一翼を担うモデルといえるでしょう。なお、受注開始は2025年第4四半期が予定されています。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。
































