215万円! スズキ新型「ちいさなSUV」発表! いつでも「こっちを見てる!?」斬新ヘッドライトがスゴイ! 8年ぶり“大刷新”した「新型クロスビー」デザインの進化に迫る!
スズキは2025年10月2日、コンパクトSUV「クロスビー」の新型モデルを発表しました。今回は同車のエクステリアデザインを中心に見ていきます。
いつでも「こっちを見てる!?」斬新ヘッドライトがスゴイ!
2025年10月2日、スズキはコンパクトSUV「クロスビー」の新型モデルを発表し、同日より販売を開始しました。
一体どのようなモデルなのか、今回はエクステリアデザインを中心に見ていきます。

クロスビーは、ハイトワゴンとSUVを融合させた新ジャンルのコンパクトSUVとして、2017年12月に登場。
それから約8年を経て行われた今回の改良は、通常のマイナーチェンジの枠を超えるレベルで、デザインから走行性能、安全機能に至るまで大規模な進化を遂げています。
新型クロスビーの開発者は、同車について「かっこよくスポーティなイメージへとポジションのシフトを図った」と説明。
従来のクロスビーが「軽自動車『ハスラー』の普通車版」と見られていたと語り、そのイメージから脱却すべく、今回はハスラーとしっかり差別化した“次世代のクロスオーバー”を目指したといいます。
そんな新型クロスビーのエクステリアは、「角を丸めた四角」をモチーフにデザインを一新。SUVらしい力強さと上質さを両立しています。
実はAピラーから後ろのボディは基本的には変わっておらず、手を加えられたのはフロント周りが中心。前後ドアなどの外板パネルは従来モデルのパーツを引き続き使用しています。
それでも車体全体のバランスを丁寧に調和させたことでスタイリングが違和感なくまとまっているのは、スズキのデザインレベルの高さを物語るポイントでしょう。
大きく刷新したフロントは、ボンネットの前面を持ち上げて水平基調とし、どっしりとした厚みを強調。
従来モデルでは、丸目タイプのヘッドライトが“斜め前方”を見ているようなコロンとしたデザインで、正面とボンネットの境界を曖昧にしていましたが、新型はヘッドライトが正面を見据え、またボンネットとの境界となる“角”が明確に。
このボクシーさが、新型クロスビーのSUV感を大きく高めています。
そして新型クロスビーのデザインの最大の見どころが、「力強い視線を感じる」ユニークなヘッドライトです。
このヘッドライトは、先代同様に“丸”を基本形状としていますが、上部を切り欠いた“半円型”となったことで上目遣いや少し睨んだような表情に。
さらにライトの光源を白いリング状のパーツ(上級モデルではポジションランプも兼ねる)で囲むことで瞳のように見え、より生命感あふれる印象を強めています。
このような半円状の丸目ヘッドライトは、同様のデザインが三菱「デリカミニ」などでも見られますが、新型クロスビーのヘッドライトはこれ以上にユニークな仕掛けが隠されています。
よく観察すると、白いリング状のパーツが“すり鉢”型となって埋め込まれており、かなり奥まった位置に光源のライトが設置されています。
これにより、いわゆる「目が追ってくる」タイプの錯視が発生し、上下左右あらゆる位置からでも、新型クロスビーがこちらを見ているような印象となるため、同車からは常に強い目力を感じるのです。
そのほか細かなディテールにも、新型ならではの新たな表現が取り入れられています
従来は無塗装樹脂やシルバー塗装だった前後バンパーには、ボディ色を施した仕様が追加され、アクティブでありながら上質なイメージも付与されました。
リアには大型化されたルーフエンドスポイラーを採用することで、全長は変わっていないものの、クルマ全体が大きくなったような力強さを感じます。
このような処理によりサイドビューの印象も大きく変わり、先代の丸いシルエットから、直線的でボクシーなスタイルへと刷新しました。
そして足元には、車名にもある「X」の字をモチーフとした新デザインの16インチ切削ツートンアルミホイールを装着。
このようにして、開発者の語る通り「かっこよくスポーティ」なSUVへと進化を遂げた新型クロスビー。
車両価格(消費税込)は、215万7100円から250万300円に設定されています。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。






































