ホンダ新「軽ワゴン」発売! 最高級より「50万円以上オトク」&“リッター23キロ”の低燃費! “シートヒーター”など装備も十分のシンプル仕様! 「N-WGN」最安モデルとは?
ホンダは2025年9月26日に「N-WGN」の一部改良モデルを発売しました。なかでも最も安く購入できるモデルは、一体どのような仕様なのでしょうか。
装備拡充し進化!最安モデルの仕様とは?
ホンダは2025年9月25日、軽自動車「N-WGN(エヌワゴン)」の一部改良モデルを発表し、翌26日に発売しました。
シリーズのなかでも最も手頃な価格で設定されているエントリーモデルは、一体どのような仕様なのでしょうか。

今回の改良では、新たに前方パーキングセンサーを追加。
また、衝突の危険を検知するとブレーキ制御で回避や被害軽減をサポートする「近距離衝突軽減ブレーキ」が、Honda SENSINGの新機能として組み込まれました。
N-WGNは、通勤や通学、買い物といった日常の幅広いシーンで快適に使えるよう、安全性能と使い勝手を磨き上げた軽自動車です。
2013年にNシリーズ第4弾として登場し、2019年にフルモデルチェンジ、2022年にマイナーチェンジを実施。そして今回の一部改良でさらに装備を強化しました。
全車に先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準搭載。
センタータンクレイアウトによる広々とした室内空間や使いやすい荷室が高く評価されており、暮らしに寄り添う一台として人気を集めています。
加えて、メーターは7インチTFT液晶に刷新され、Honda SENSINGの作動状況などが直感的に確認可能に。
マルチインフォメーションディスプレイも必要な情報を絞って表示することで、視認性が向上しました。
そんなN-WGNには数あるグレードが展開されていますが、なかでも最も安価なモデルは「L(FF)」です。
ボディサイズは上位グレードと共通で、全長3395mm×全幅1475mm×全高1675mm。
室内寸法は長さ2055mm×幅1350mm×高さ1300mmと、余裕ある空間を確保しています。
エクステリアは、前を見据えるような丸目ヘッドライト、遊び心を感じさせるフューエルリッド、シンプルで無駄のないタテ型LEDリアコンビネーションランプなど、キャッチフレーズ「目が合うたびに、好きになる。暮らしになじんで愛せるかたち。」を体現するデザインが採用されています。
足元には14インチスチールホイールとシルバーのフルホイールキャップを装備。
ボディカラーは、プラチナホワイト・パール、プレミアムサンライトホワイト・パール、トワイライトミストブラック・パール、クリスタルブラック・パール、ルナシルバー・メタリック、フレームレッドの全6色を展開しています。
インテリアは、長く使える質感を意識し、シート柄をプリントではなく生地そのもので表現。
アイボリーを基調にブルーやイエローでアクセントを加え、多少の汚れも目立ちにくい工夫がされています。
快適装備として、ナビ装着用スペシャルパッケージや運転席&助手席シートヒーターも標準で備わっています。
パワートレインは上位モデルと同じ直列3気筒DOHCエンジンを搭載し、最高出力58ps、最大トルク65Nmを発揮。
燃費性能はWLTCモードで23.0km/Lと高い水準を維持しており、上位モデル「N-WGN CUSTOM L」と大きな差はありません。
価格(消費税込み)は157万6300円。最高級モデル「N-WGN CUSTOM L・ターボ 特別仕様車 BLACK STYLE 4WD」(212万4100)との差は50万円以上ありますが、L(FF)でもHonda SENSINGや各種エアバッグ、360度スーパーUV・IRカットパッケージなど、安心・快適に欠かせない装備がしっかりと搭載されています。
上位グレードは専用エクステリアや異なるシートデザイン、ホイールなどで差別化が図られていますが、L(FF)はコストパフォーマンスの高さで強い魅力を持つモデルといえるでしょう。
Writer: 紫苑玲
栃木県在住。新車、軽貨物、車の中古買取相場、テック、金相場などのジャンルで記事を執筆するフリーランスライター。ドライブが趣味。SUVとスポーツカーの2台を使い分け中。自宅前が登山道のため、緊張感がある車生活を送っている。

































