スズキ軽SUV「ハスラー」の「クーペ仕様」がスゴイ! “流麗&ゴツゴツ”デザインの悪路に強い「軽スポーツカー」! めちゃ斬新モデル「ハスラークーペ」がカッコイイ!
スズキが2013年に公開したユニークなコンセプトカー「ハスラークーペ」とは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
スズキ軽SUV「ハスラー」の「クーペ仕様」がスゴイ!
2025年10月30日から11月9日にかけ、国内最大のモーターショー「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)2025」が開催されます。
過去のモーターショー同様に、今年もさまざまなコンセプトカーの展示が行われ、来場者の注目を集めることでしょう。
今回は、2013年に開催の「第43回 東京モーターショー」にスズキが出展して話題となったコンセプトカー「ハスラークーペ」について改めて振り返ります。

「ハスラー」は、軽ワゴンとSUVを融合させた「軽クロスオーバー」です。
軽自動車に求められる実用性と広い室内空間を確保しつつ、高い悪路走破性能を備えたことで、アウトドア愛好家や雪国に住むユーザーから大きな支持を獲得しています。
また、丸目2灯のヘッドライトと箱型ボディの組み合わせが醸し出す愛らしいデザインも、同車の魅力として語られる要素のひとつです。
2020年にはフルモデルチェンジで2代目が登場し、初代のコンセプトを引き継ぎつつ、マイルドハイブリッド仕様が追加されるなど、経済性と走行性能を高めています。
そんなハスラーは、実用性を重視することから、全車がボクシーなスタイルを採用していますが、過去にはスポーティで流麗なキャビン形状を持つ派生モデルとして、ハスラークーペというモデルも提案されていました。
2013年の第43回東京モーターショーに出展されたコンセプトカーのハスラークーペは、通常モデルのハスラーをベースに、ルーフを後ろ下がりのスポーティなスタイリングに改造。
リアウインドウの傾斜も大きく前傾させたほか、リアドアのハンドルを窓枠に隠す「ヒドゥンタイプ」としたことで、一見すると3ドア車に見え、まさに「クーペ」の名にふさわしい姿となっています。
そして驚くべきは、その改造範囲がルーフにとどまらないこと。
ドアの形状や開口部のカットラインまで完全に作り替えたことで、ベース車とは異なり、上部のサッシュ部分でドアが完結する構造となっていました。
これによりルーフにドアの開口線が入らず、より3ドア車のように見えるのです。
また、ボディ下部の樹脂カバー部分を厚くすることで、車体を薄く見せる視覚効果も狙われていました。
このように、「SUVでありながらスポーティ」という相反しそうな要素を見事に両立したハスラークーペは、持ち前のタフさもしっかりと継承。
大径ホイールを履いた大きなタイヤと高い地上高はそのまま維持することで、悪路走破性を備えたクーペSUVという斬新なモデルを完成させ、多くの注目を集めました。
※ ※ ※
当時、スズキはハスラークーペについて、「ハスラーにクーペシルエットという更なるバリエーションを拡げたデザイン提案モデル」と説明しており、残念ながらその後も市販化されることはありませんでした。
しかしそのインパクトとスタイリッシュさは一部のファンの心に深く刻まれ、今でも語り継がれる一台となっています。
ジャパンモビリティショー2025でも、スズキが再び斬新かつユニークなモデルを提案してクルマ好きを驚かせてくれるのか、期待せずにはいられません。
Writer: くるまのニュース編集部
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