日産「新型スカイライン」登場へ! FR継続? いつ登場? プラットフォーム刷新!? 新世代の「HEARTBEATモデル」どうなるのか

現行型となる日産「スカイライン(V37)」は2014年にフルモデルチェンジをして登場。改良を何度か行っていますが、モデルライフは10年以上となり次期型モデルに期待が集まっています。経営再建計画「Re:Nissan」にて新型スカイラインの登場が明らかになっていますが、どのようなモデルとなるのでしょうか。

FRプラットフォームは継続?

 現行型となる日産「スカイライン(V37)」は2014年にフルモデルチェンジをして登場しました。改良を何度か行っていますが、モデルライフは10年以上となり「そろそろフルモデルチェンジか、それとも歴史にピリオドを打つか…」と様々な予想が立てられています。

 しかしながら日産は「新型スカイラインを登場させる」と表現しています。どんなモデルになるのでしょうか。

新型スカイライン!?…と話題になった「ヴィジョンQe」
新型スカイライン!?…と話題になった「ヴィジョンQe」

「新型スカイラインが登場する可能性が高い」そう思わせるのが5月に発表された経営再建計画「Re:Nissan」にある情報です。

 この計画にあるプラットホームの共有化と開発の効率化を進める「開発の刷新」の中に、新型スカイラインのヒントはあります。この取り組みはプラットホームの統合と最適化を進め、その数を2035年までに現在の13から7へと少なくし、開発期間を大幅に短縮するものです。

 そしてこの取り組みで開発される車種には新型スカイライン、新型「グローバルC SUV」、インフィニティ新型「コンパクトSUV」が含まれると日産は明確に表現しているのです。

 この表現から考えるに、新しい開発プロセスで開発される新しいプラットホームが新型スカイラインに採用されるという見方をすることが出来ます。プラットホームを7つに絞ることを考えると、スカイライン専用ではなく将来的にプラットホームを他の車種と共有することを見据えていることは間違いないでしょう。

 ではどんな車種とプラットホームを共有するのか……それを考えるとどんなプラットホームになるのかが見えてきます。ヒントとなるのは同じく「Re:Nissan」で説明された商品戦略についてです。

 コアモデル、成長モデル、パートナシップモデル、HEARTBEATモデルの4つのジャンル展開を計画しているそうですが、HEARTBEATモデルは日産のDNAを体現するアイコニックな車種という説明がありました。このジャンルの中にスカイラインや「フェアレディZ」、「パトロール」などが存在しており、これらの車種が今後も展開されていくのが読み取れます。

 現行のスカイラインとフェアレディZはメカニズム的に近い存在です。同じプラットホームとエンジンを共有し、それぞれのキャラクターにあった味付けがされています。どちらもFRという駆動方式を伝統的に採用してきたことを考えると、少なくともこの2台は新しく開発されるFRプラットホームを将来的に共有するものではないかと思われます。

 現行のスカイライン、フェアレディZともに採用しているのは俗に言う「FMプラットホーム」と呼ばれているもので、実は2001年にデビューした先々代スカイライン(11代目・V35型)時代のものが基本となっています。息の長い傑作プラットホームですが、設計の古さが隠せないのも事実です。

 この「Re:Nissan」で説明されたように、新たな開発プロセスで開発されるプラットホームが新型スカイラインに採用されるのであれば、それは日産の次世代FRモデル第一弾として登場するモノではないかと思います。

 スカイラインと言えば、長年日本限定モデルとして展開されてきた歴史もあります。そんな日本ゆかりのモデルであることを考えると、秋の「ジャパンモビリティ―ショー2025」で次期モデルを予感させる何らかのコンセプトカーの展示などがあるかもしれません。スカイラインファンは日産ブースに注目すべきと言えるでしょう。

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Writer: 西川昇吾

1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。大学時代から自動車ライターとしての活動をスタートさせる。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービスの記事執筆も手掛ける。また自身でのモータースポーツ活動もしており、その経験を基にした車両評価も行う。

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