マツダ「新型CX-5」まもなく登場! 3代目はまさかの「ディーゼル廃止」も!? 人気「ミドルSUV」の“次期”日本仕様はどうなるのか
2025年7月10日に世界初公開されたマツダの新型「CX-5」。日本導入も予定されている期待の人気ミドルクラスSUVですが、現行型と比較するとそのラインナップに気になる点がありました。
ディーゼル無しはヤバくない!?
2025年7月10日、マツダは3代目となる新型「CX-5」を世界初公開しました。
本年末ごろには欧州市場へ投入され、日本でも2026年には注文が開始される予定です。

新型CX-5の開発コンセプトは、新世代「エモーショナル・デイリーコンフォート」です。
まず“エモーショナル”は、眺めて触れて乗ることで歓びと感動を提供するもので、マツダの魂動デザインや人馬一体の走りが具体的な内容となっています。
また“デイリーコンフォート”は、多様なシーンでの快適な移動を提供することで、他性能と両立の難しかった領域をブレークスルーし、現行型から大きく向上させました。
新型のボディサイズは全長4690mm×全幅1860mm×全高1695mm。現行型の全長4575mm×全幅1845mm×全高1690mmに対して、全長で115mm、全幅は15mm、全高は5mmの拡大となっています。
ひとまわり大きくなった新型CX-5のデザインを、一言で表すなら「正常進化」という言葉がピッタリでしょう。
スポーティかつエモーショナルなスタイルはそのままに、サイズアップで室内の居住性や使い勝手を大幅に改善させました。ボディ表面はシンプルながら、魂動デザインの匠の造形により、見るたびに美しく官能的な気持ちを呼び起こさせるデザインになっています。
フロント・リアの灯火類は新しいデザインが採用されており、デイタイムランニングライトは、新世代ラージSUV「CX-60」や「CX-80」などの持っている雰囲気に近いです。
室内は現行型から大きく雰囲気が変わりました。ナビゲーション画面が大型化しながらインパネ手前へ移動し、これまでナビの操作に使っていたコマンダーは廃止されています。ナビゲーション操作はタッチ画面方式へと変わりました。
マツダといえば、ナビ画面をインパネ奥に置いて、運転時の視線移動を小さくするというのが大きなこだわりだったように思いますが、新型CX-5ではこのセオリーは大きく変えています。
パワートレインには、待望のハイブリッド車が設定されることとなりました。
ただし登場は少し遅れて2027年を予定しています。
国内仕様は、2.5リッターガソリンと2.5リッターのマイルドハイブリッドの2種類となる見込みで、欧州ではマイルドハイブリッドのみを販売します。
しかしながら、現行CX-5の国内販売比率はガソリン50:ディーゼル50という状態です。
CX-5といえばディーゼルエンジンというイメージも強く、新型投入と同時に代名詞となるディーゼルエンジンが消えてしまうのは残念と思うユーザーも多いのではないでしょうか。
現在のところ、ディーゼルエンジン廃止の方向性はかなり濃厚な状態なようです。新型モデルでは、新たなCX-5のカタチを表現しているのでしょうが、国内仕様だけでもディーゼルエンジンは残した方が良いと筆者(赤羽馬)は強く思います。
マツダの国内販売における大きな武器であるディーゼルエンジンを、今後マツダはどのように扱っていくのでしょうか。
現在も主力モデルであるCX-5の選択次第で、マツダディーゼルエンジンの未来を大きく左右することになることは、火を見るよりも明らかです。
国内のマツダ販売店では、CX-5のディーゼルモデルが廃止されるのではないかという声を受け、現行型ディーゼルモデルへの駆け込み需要も増えているようです。
※ ※ ※
果たしてユーザーが待ち望む次世代ディーゼルエンジンは、CX-5の心臓部に収まるのでしょうか。
2025年10月開催の「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」では、新型CX-5国内仕様の続報が出てくるはずです。
会場での「国内ディーゼル導入」という吉報を、心待ちにしましょう。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。






































































