日産“新”「最小・最安SUV」発表! 全長4m以下の「小さなボディ」&パワフルな「ターボエンジン」搭載! タフ顔もイイ「マグナイト」中東に登場
日産の中東法人は2025年9月16日、ターボエンジンを搭載した新たなコンパクトSUV「マグナイト」を中東全域に導入すると発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
日産の新「最小・最安SUV」!
日産の中東法人は2025年9月16日、ターボエンジンを搭載した新たなコンパクトSUV「マグナイト」を中東全域に導入すると発表しました。
マグナイトはインドで生産される新興国向けのコンパクトSUVで、2020年にデビューしました。都市部での取り回しの良さを重視しながら、SUVらしい存在感も兼ね備えており、堅調な販売を続けています。

ボディサイズは全長3990mm×全幅1760mm×全高1570mm、ホイールベース2500mm。日本でも販売されている「キックス」(全長4290mm×全幅1760mm×全高1605mm、ホイールベース2620mm)よりひと回り小さく、日産SUVのボトムレンジを担います。
パワーユニットは1リッター直列3気筒エンジンで、自然吸気とターボの2種類を設定しています。今回発表された中東仕様にはターボエンジンが搭載され、最高出力99馬力、最大トルク152Nmを発生します。
組み合わせられるギアボックスはCVT、駆動方式はFWD(前輪駆動)です。エントリークラスながら十分な動力性能を確保し、効率的な燃費性能とあわせて、パーソナルユースに適した実用性を備えています。
インテリアはブラックを基調にオレンジのアクセントが取り入れられており、若々しい印象に仕上げています。先進運転支援システム「プロパイロット」は採用されていませんが、360度アラウンドビューモニターやパーキングセンサーなどを備えるほか、インフォテインメント機能も充実しています。
ボディカラーはホワイト、シルバー、レッド、ブルー、オレンジ、ブラック、グレーの7色。前5色はルーフをブラックにしたツートーン仕様が設定されます。
ドバイ市場でのグレードおよび価格は「S」が5万9900AED(約240万円)、「SV」が6万3900AED(約255万円)、「SL」が7万1900AED(約285万円)。
今回の導入にあたり、同社副社長は「ターボエンジンの力強い走りと効率的な燃費性能を両立したマグナイトは、コンパクトSUV市場に新たな基準を打ち立てるモデルです」とコメント。競争が激化する中東のコンパクトSUV市場において、マグナイトを重要な戦略モデルと位置づけています。
日産はこれまで中東市場でフラッグシップの「パトロール」、中型の「パスファインダー」「エクステラ」「エクストレイル」、小型のキックスといったように、幅広いSUVをラインアップしてきました。そこに新興国向けに開発されたマグナイトを投入することで、新たな顧客層を開拓していく考えです。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。







































































